分類技能検定の魚問題は淡水魚がメインですが、その中でもサケ科が最も頻繁に取り上げられています。


サケ科は同種であっても地域や形態によって様々な呼び方があり非常にややこしいです。今回は試験で問われる可能性の高いところをまとめました。



まず、イワナ(Salvelinus leucomaenis)ですが地域によって4亜種に分けられています。亜種の名前がアメマス、ニッコウイワナ、ヤマトイワナ、ゴギです。ここで注意が必要なのがアメマスです。

アメマスはイワナ属ですが、ヒメマスやカラフトマスはタイヘイヨウサケ属(Oncorhynchus)です。「マス」と付くものは大抵タイヘイヨウサケ属でイワナ属になるのはアメマスとカワマスぐらいです。これが問われたことが過去にあります。


また、ヤマメはサクラマスの陸封型でアマゴはサツキマスの陸封型なのですが、サクラマスとサツキマスは亜種の関係で実は種としては同じ扱いです。これを知らない人は結構多いので注意してください。


他にもレイクトラウトはイワナ属ですが、ブラウントラウトはタイセイヨウサケ属(Salmo)です。


ちなみにカワマスとブラウントラウトとニジマスは要注意外来種です。外来と在来の区別も出題されています。



以上サケ科でした。今回は情報量が多いですが図鑑等で何度も繰り返し整理してください。