単子葉植物が進化して双子葉植物が誕生した。


私たちは学校でこのように習ったはずです。

しかし、近年の遺伝子解析の結果、双子葉類の一部から単子葉が生まれたことが明らかになったのです。


そして、それらの遺伝的関係を反映した新たな分類体系が誕生しました。それがAPGなのです。


単子葉植物より原始的な双子葉を基部被子植物(モクレンなど)、進化的な双子葉を真生双子葉植物としました。


また、真生双子葉植物は花粉構造が三溝粒であり、これが基部被子植物との形態的違いです。


※APGは毎年のように試験に出題されていますが、高校の教科書には載っていなかったので補足しました。

詳しく知りたい方は裳華房の「植物の系統と進化」がオススメです。