防衛大か、一般大か
幹部自衛官になるには色々あります。
部隊で昇進試験を受けたり、
特定の技術があるから、その専門の幹部になったり、
ですが1番多いのは、大卒程度で若くからエリート教育を受ける、
所謂'キャリア組'です。
防大を卒業する、又は一般大から幹部候補生学校を卒業する幹部が多いです。
防大か、一般大か、どっちがいいか悩むのもあるんじゃないでしょうか?
今回は防大か一般大か、私が思う長短をお伝えできればと。
'私が思う'ですので、真実の保証はでくねますのは、先にお伝えしなきゃいけません。
無責任な記述をお許し賜れる人のみ、以後をお読み賜れればと…
まずは…
まずお伝えしとかなきゃいけないのは、
ここでいう'キャリア組'とは、幹部候補生学校を卒業するのをいいます。
防大だろうが一般大だろうが、幹部候補生学校を卒業して初めて'幹部'です。
逆にいえば、防大を卒業しただけでは'幹部'ではないんですね。
防大を卒業すると「曹長」という階級になりますが、
曹長は幹部ではありません。
今から書くのは、幹部候補生学校に入る前に防大か、一般大か、です。
そうじゃない筋でも幹部になれるかもしれませんが、
私が知らないのと、そこまで書くとややこしくなるので、ここでは割愛します。
そうじゃない筋を知りたいなら、お近くの地方協力本部にお問合せしてくれた方が確実です(苦笑)
防大
私が想像する、防大の有利さは、
「人間関係」
ですね。
防大の人間関係というと、厳しい上下関係に目がいきがちです。
下級生だと、上級生の奴隷みたいな日々になるでしょう。
ですが防大を卒業し、より上の教育課程とかで、
そこでの試験の過去問を先輩がくれたりするらしいんですね。
私が聞いた噂はそのぐらいですが、
上下関係があると、何かの拍子に己に有利なのが上から降ってくるのはありえるでしょう。
そういう'上からの贈り物'がなかったとしても、'防大'という大きな派閥は力です。
勿論、幹部自衛官に'学閥'はありません。
防大だろうが一般大だろうが、制度での扱いは一緒です。
幹部候補生学校では大体、防大出と一般大出が半々になる様にしてるみたいです。
要はキャリア組の半分は防大卒です。
防大卒が一般大卒を差別したりなんてはありません。
(中には差別する防大卒もいるかもしれませんが…)
寧ろ幹部候補生学校では、互いに苦境を乗切る仲間です。
ですが防大卒が喋れる、「下級生ではどうしごかれた」だの「この訓練はきつかった」だのは、一般大卒は話の輪には入り辛いでしょう。
幹部候補生学校では、教官と学生とたいう上下関係はありますが、
1年で卒業するので、先輩後輩はありません。
なので非公式な人間関係は、どうしても防大卒が充実しがちです。
そういう非公式な人間関係が出世とかに影響するのは、ありえるでしょう。
いい悪いはおいといて、
自衛隊だろうが中央省庁だろうが民間企業だろうが、人の組織である以上そういうのは排除しきれないでしょう。
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