子猫の唄 -5ページ目

スノースマイル

スノースマイル

冬が寒くって 本当に良かった
君の冷えた左手を
僕の右ポケットに お招きする為の
この上ない程の 理由になるから

「雪が降ればいい」と 口を尖らせた
思い通りにはいかないさ
落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ
何で怒ってるのに 楽しそうなの?

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
こんな夢物語 叶わなくたって
笑顔はこぼれてくる
雪の無い道に

二人で歩くには 少しコツがいる
君の歩幅は狭い
出来るだけ時間をかけて 景色を見ておくよ
振り返る君の居る景色を

まだ乾いたままの 空のカーテンに
二人で鳴らす 足音のオーケストラ
ほら夢物語 叶う前だって
笑顔は君がくれる
そんなのわかってる

まだキレイなままの 雪の絨毯に
二人で刻む 足跡の平行線
そうさ夢物語 願わなくたって
笑顔は教えてくれた
僕の行く道を

君と出会えて 本当に良かった
同じ季節が巡る
僕の右ポケットに しまってた思い出は
やっぱりしまって歩くよ

君の居ない道を

ラフメイカー

涙でぬれた部屋に ノックの音が転がった
誰にも会えない顔なのに もうなんだよ どちら様?
「名乗る程 たいした名じゃないが 誰かがこう呼ぶ ”ラフ・メイカー”
アンタに笑顔を持って来た 寒いから入れてくれ」

ラフ・メイカー? 冗談じゃない! そんなモン呼んだ覚えはない
構わず消えてくれ そこに居られたら泣けないだろう

ルララ ルラ ルララ ルラ

大洪水の部屋に ノックの音が飛び込んだ
あの野郎 まだ居やがったのか 消えてくれって言ったろう
「そんな言葉を言われたのは 生まれてこの方 初めてだ
非常に哀しくなってきた どうしよう 泣きそうだ」

ラフ・メイカー? 冗談じゃない! アンタが泣いてちゃ仕様がない
泣きたいのは 俺の方さ こんなモン呼んだ覚えはない

ドアを挟んで背中合わせ しゃっくり混じりの泣き声
膝を抱えて背中合わせ すっかり疲れた泣き声
今でもしっかり俺を 笑わせるつもりか ラフ・メイカー
「それだけが生き甲斐なんだ 笑わせないと帰れない」

今ではアンタを部屋に 入れてもいいと思えたが
困った事に ドアが開かない 溜まった涙の水圧だ
そっちでドアを押してくれ カギなら既に開けたから
ウンとかスンとか 言ってくれ

どうした? おい、まさか

ラフ・メイカー? 冗談じゃない! 今更 俺一人置いて
構わず消えやがった 信じた瞬間裏切った
ラフ・メイカー? 冗談じゃない! 逆側の窓の割れる音
鉄パイプ持って 泣き顔で 「アンタに笑顔を持って来た」

ルララ ルラ ルララ ルラ

小さな鏡を取り出して 俺に突き付けてこう言った
「アンタの泣き顔笑えるぞ」

呆れたが なるほど 笑えた

sailing bay


目を閉じたその中に 見えた
微かな眩しさを
掴み取ろうとした 愚かなドリーマー


伸ばした手は 閉じた目に
写らなくて 途方に暮れる
射程距離から 随分遠く 滲む


どうにかまだ 僕は僕を 辞めないで 生きている
たった一度 笑えるなら 何度でも 泣いたっていいや


精一杯 運命に抵抗
正解・不正解の判断 自分だけに許された権利


sailing day 舵を取れ
夜明けを待たないで 帆を張った 愚かなドリーマー



数えたら キリが無い程の 危険や不安でさえも
愛して迎え撃った 呆れたビリーヴァー


目を開いたその先に 見える
確かな眩しさが
空になったハートに 理由を注ぐ


そうしてまた 僕は僕の 背中を押していく
たった一つ 掴む為に 幾つでも 失うんだ


精一杯 存在の証明
過ちも 間違いも 自分だけに価値のある財宝


Sailing day 舵を取れ
哀しみも 絶望も 拾っていく 呆れたビリーヴァー


誰もが皆 それぞれの船を出す
それぞれの見た 眩しさが 灯台なんだ



そうだよ まだ 僕は僕の 魂を持ってる
たった一秒 生きる為に
いつだって 命懸け 当たり前だ


精一杯 存在の証明
敗北も 後悔も 自分だけに意味のある財宝


Sailing day 舵を取れ
冒険の日々全て 拾っていく 呆れたビリーヴァー


精一杯 運命に抵抗
決して消えはしない 僕だけを照らし出す灯台


Sailing day 舵を取れ
嵐の中 嬉しそうに 帆を張った 愚かなドリーマー


誰もがビリーヴァー


永遠のドリ-マー