悩める”ももいろクローバーZ”の最新アルバム | 人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

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ももいろクローバーZ 3年ぶりの最新アルバム「AMARANTHUS」と「白金の夜明け」を

聴きました。

3rdアルバム「AMARANTHUS」は、(“WE ARE BORN”)生きる意味を伝えるために、

やり直しの効かないサバイバルな世界に生まれて来た彼女たちが、

最後に(“バイバイでさよなら”)まだ答えを見つけられないまま死を迎えるが、

(HAPPY RE : BIRTHDAY)言葉が意味を持たない新たな世界に再生していく、

ももいろクローバーからももいろクローバーZに進化して行くストーリーが

歌われていて、4thアルバム「白金の夜明け」は、(個のA,始まりのZ-prologue-)

ももいろクローバーZに変身した彼女たちが、やり遂げられなかった計画を

夢想するところから始まり、色の無い世界を再びピンク色に染めようと奔走するが、

(“「Z」の誓い)”永遠だと思った未来も壊れ物であることに気付き、

夢から覚めた彼女たちが、始まりの場所に回帰して、今この瞬間を大事にして生きて

行こうと決意するまでを描いた、ももクロの生と死と夢をテーマにした、

壮大なコンセプトアルバムに仕上がっています。

過去のアルバムと比較して、歌詞が哲学的で理屈っぽい、カラオケで歌えるような

キャッチ―で親しみやすい楽曲が少なく、kissとさだまさしが同居しているような、

音楽ジャンルの壁を取り払った、ごちゃ混ぜの世界観は、彼女たちが卒業宣言した

紅白歌合戦を、アルバムの中で再現して見せているかのようで、戸惑いを隠せません。

アマゾンのレビューで、「AMARANTHUS」が80人中76人が最高評価の星5つ、

「白金の夜明け」が55人中53人が最高評価の星5つ(3月5日現在)と評価されるほどの

アルバムとは思えませんが、宗教団体の信者か、はたまた独裁国家の洗脳された

国民並みに、ももクロを神と崇める似非モノノフたちに支えられて安住している限り、

胸の5線紙を染めていく“桃色空”は、ファンタジーのままで終わり、命を夢に

連れ去られてしまうことになるでしょう。

3月13日に、京セラドームのライブに参戦しますが、今回は心から楽しめるか不安で、

今から気が重いです。

 

 

 

 

 


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