ももいろクリスマス in 日本青年館~脱皮:DAPPI~ [DVD] | 人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

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2010年12月24日、日本青年館で開催された、ももいろクローバー初の

単独コンサートの模様を収録したDVDを鑑賞。


「始まりは代々木の路上だった」と、DVD冒頭のナレーションにあるように、

2008年5月17日に結成した彼女たちの最初の活動は、

代々木公園けやき通りの路上ライブでした。

その後、2年近く続いたインディーズ時代に、多くの辛酸を味わいながらも、

着実にファン(私は、モノノフと真に呼べるのは、この時代のファンだけだと

思っています)を増やし続け、2010年3月3日に、ユニバーサル ミュージック

からメジャーデビュー。

漸くたどり着いた夢にまで見たステージは、共に涙を流し、希望を与えあって

歩み続けた、ももクロとモノノフが共同で作ったパーティの趣があり、

彼女たちの脱皮する瞬間に立ち会ったモノノフに対して、脱皮前の彼女たちを

知らない私は、このDVDを観て、嫉妬を覚えてしまいました。


ももいろクローバーは、ももいろクローバーZに改名してから、

勇気と希望を与えてくれる応援歌から、アーティスティックな曲が増えて、

その極みと言える最新曲「サラバ、愛しき悲しみたちよ」と「黒い週末」に対して、

アマゾンのレビューなどを読んでいると、不満を抱くファンがいるようですが、

百田夏菜子が言っている「(ももクロは)アイドルなんだけど、ちょっとずれた感じ」の

ずれた部分の許容範囲を、どこまで認めるかによって意見が分かれてくるのだと思います。

私は、ももクロZに改名してからも、彼女たちから、たくさんの元気をもらい、

笑いながら涙しましたが、2年前の彼女たちの純粋さを、未来の彼女たちに求めるのは

酷というもので、今回の新曲は、彼女たちが30歳になっても現役で活躍している、

今までに存在しなかった超アイドルになるための、2度目の脱皮だと思っています。


彼女たちは、1,300人を動員した日本青年館のコンサートの2年後に、

その30倍の観客を前にして歌うことなど、想像もしていなかったでしょうが、

彼女たちが過去を振り返って、一番幸せな時間はいつだったかと問われたら、

日本青年館のステージにいた時間だと答えるのではないでしょうか。

そう思えるぐらい、この時の彼女たちが見せた笑顔を超える笑顔を、

今まで見たことがありません。

ももクロもモノノフも幼く、作品自体の出来も、他の公演ビデオに比べれば劣りますが、

彼女たちの最高の笑顔を見たければ、このDVDは買いです。



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