23日から1泊2日で伊勢志摩に旅行して来ました。
ここ何年間か、毎年のように伊勢志摩を訪れているので、
観光地や施設を見尽くした感があって、目新しい物がないかネットで調べていたら、
天然の虎ふぐ水揚げ日本一の志摩市阿児町安乗で採れたふぐが、
4年前に三重ブランドに認定されていた事を初めて知って、
今回の旅は、安乗ふぐを食すことを、旅の第一目的にすることに決めました。
伊勢志摩の旅館で、安乗ふぐを提供しているところを何軒か見つけましたが、
やはり、本場で食べてみたいという気持ちがあって、安乗まで訪れる計画で
日程を組む事にしたのですが、安乗まで訪れるためには、電車とバスにタクシーを
乗り継がなければならず、交通の便が悪いのがネックになりました。
そんな中、安乗ふぐの公式HPで料理店の一覧を見ていたら、
活魚問屋の「まるせい」が、伊勢市に料理店を営業していて、現地と同じ内容で
料理を提供しているとの事でしたので、そちらの店に足を運ぶことに決めました。
伊勢市駅前から内宮行きバスに乗って、三つ目の庁舎前で下車、
そこから徒歩で3分ぐらいの距離に店があります。
どこの街にでもある小料理屋と言った風情の店で、カウンターが6席と、
座敷が二部屋ほどしかありませんので、あらかじめ予約しておく必要があります。
注文した料理は「ふぐのフルコース」で、てっぴ、てっさ、ふぐの唐揚げ、焼きふぐ、
焼き白子、てっちり、雑炊と、食べ終わるのを見計らって順番に出してくれます。
食べた第一印象は、淡白な味で、身の締りがそれ程でも無かったので、大阪で食べるふぐと
大差は無いと思いました。塩味を付けた焼きふぐの後に出された焼き白子も塩味だったので、
料理に減り張りが欲しい気がしました。焼き白子は、そのままで焼いても十分に美味しいので、
変な小細工は必要ないと思いました。唐揚げはサクサク感に乏しく、仕上げに作ってくれた雑炊は
水っぽかったです。口の肥えた嫁はんも、次は無いと言っていました。
次の日の昼食は、伊勢に来ると必ず立ち寄っている旅館いかだ荘山上の的矢かきの
フルコースでしたが、安乗ふぐの時と違って、ここの牡蠣は、いつ来ても裏切らないと
妻はご満悦でした。
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