バニーです。
今回は、デザインの話。
先日、友人のYURIさんから
名刺のデザインを依頼されました。
最近、開業届を出したばかりなので、
今後の活動のためにとのことでした。
その際にYURIさんから、
ありきたりのデザインではないものを、
感じるがままに作って欲しいとのことで
ご注文を承ったのです。
わたしはこれでも約20年の
グラフィックデザイン歴があるのですが、
それまで承ってきた名刺デザインで、
そのようなご要望をいただいたのは初めてでした。
名刺というのは、だいたい型が決まっています。
それは皆さんも心当たりがあるかと思いますが、
だいたいどの名刺も、
驚くほどの大きな違いってないですよね？
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企業勤めの方でしたら
名刺デザインの裁量権は
その会社にあるでしょうから、
デザインに口出しすることなど不可能かもしれませんが、
少なくともフリーランスや
個人事業主の場合でしたら
決定権は自分にあるわけですから、
いくらでも名刺に個性を出すことができるのです。
個人事業主においてはむしろ、
ありきたりのベーシックな名刺では【らしさ】が出ない。
要は、印象に残りにくいわけです。
そういうことを踏まえても、
個人事業主の名刺においては
企業のような堅苦しさを演出する必要もないのだから、
あえて逆張りにして
自分らしさを出した方がいいとわたしは思うのです。
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そんなご要望をいただき、
実際に完成したYURIさんの
名刺デザインはこちら。
このイラストは、わたしの手描きです。
YURIさんから醸し出されている雰囲気と、
屋号から思い起こされるイメージを、
そのままペンで書き起こしました。
クリスタル、クロス、ハート、
モザイク、ハグ。
色は、ブルーをメインに寒色系でまとめました。
意味がないように見えて、
すべてに意味があるイラストとなっています。
自分で言うのもなんですが、
唯一無二感に溢れる、
とてもオリジナリティのあるものになりました。
パッと見て、
なにこれ？と思わせるようなインパクト。
こういうのを出せるのは、
個人事業主ならではのメリットだと思います。
仕上がったこのデザインは、
とても気に入ってもらえました。
訂正も全くなく、
一発目のデザインでそのままOKをいただき。
このような流れで
お相手に喜んでいただけるのは、
何よりのありがたみです。
昨日、できあがったお名刺を拝見したく、
ランチをご一緒させていただきました☆
YURIさんがお店を選んでくださったのですが、
まさにこの街ならではの歴史と雰囲気が漂うお店でした。
お料理も、湯葉やお麩をメインに、ヘルシーながらも豪華で美味しかった♡
お料理の中に、名刺を溶け込ませてみました。
↓
デザートには、麩饅頭も♡
お餅とは違う食感で、ひんやりとした冷感も。
この場で、
出来上がった名刺の最初の一枚を
わたしにくださったYURIさん。
うん、良き。
これがわたしにとって、
この街を去る前の
最後のデザインとなりました。
また、このような形で
自分のインスピレーションが湧くままに
自由に名刺を作らせてもらえたのは、
実に思い出深い経験ともなりました。
実際、デザインに限らず何でも
そうだと思うのですが、
物事は型にはめて作る方がラクなのです。
だから名刺に関しても、
ネットを見れば無料のフォーマットがたくさん存在しています。
あとはそこに名前や屋号などを入れれば、速攻完成！のような。
これは確かに時間短縮になるでしょうが、
その分簡易で、没個性になってしまう。
ですので今回、
そのような一般的【型】を度外視し、
自由自在にやらせてもらえたことは、
ある意味かえって難しいことでもあったのです。
ですがその分、作る楽しさは倍増する。
簡易さと効率性とラクを選ぶか、
こだわりと個性と自由度を選ぶか。
そのどちらを選ぶかは
その人次第ではあるのですが、
前者が安価なのは、
それだけの理由があるのです。
この名刺がYURIさんに
とても喜んでもらえたことを胸に、
新天地でも新たな気持ちで
この仕事をやっていこうと思っています。
今回は、ご依頼ありがとうございました。
このお店はどこ？ということや、
実際のリアルなご感想に関しては、
依頼してくださったYURIさんの
こちらの記事をご覧くださいね。
YURIさんはITに強くて、
サラサラとHPやフォームを作れてしまう人です。
ネットのことにもお詳しいので、
ご自分のサイトを作りたいという方は、
ぜひご相談してみてくださいね。
内容をカスタマイズして、
その人にぴったりのご提案をしてくれますよ。
バニー