バニーです。

 

 

引っ越しのために家のあちこちを

整理したり片付けたりしている中、

 

 

数年前に描いた絵がひょこっと出てきました。

 

 

 

これは、りんごの絵。

 

 

 

実際のりんごを前にして描いたものです。

キャンバスに描いたのは、これが初めてでした。

 

 

 

小さなサイズのキャンバスとはいえ、

やはり画用紙に描くのとは全く違う。

下地が見えるのも、味のうち。

 

 

 

ここ最近は絵を描く

心の余裕など全くなくて、

仕事や離婚・別居のことで

毎日せわしなく動いておりました。

こういう時、

人というのは視野が狭くなり、

目の前のことにばかり目が向くようになります。

 

 

 

そう考えると、

絵を描いたりするにあたっては、

やはり心に余裕があったほうがいいのかなと。

 

 

 

そう思う一方で、

奥底にうごめく激しい感情を

絵に表すのもいい。

 

 

 

歴史的かつ著名な画家たちがそうであったように、

狂気や怒り、愛憎や欲望といった

強い感情や欲望が、

素晴らしい芸術表現に変化したりもしますものね。

 

 

 

 

 

わたしは実は、

絵を描くことが好きです。

 

 

 

これは子供の頃、

暇さえあれば一人で部屋にこもって、

黙々とイラストを描いていた経験にもよるもの。

 

 

 

 

ええ、わたしはぼっち好きの、暗い子供だったのです。

 

 

 

 

クラスの中で必ず一人はいるような

パーっと目立って主役を張るようなタイプではなかったですし、

可能な限り人の影に隠れていたいと思っていました。

人前で何かを発表することも、心底苦手でした。

 

 

 

なのに不思議だったのは、

やたらと特定の女子に妬まれたことです。

 

 

 

一人でいることが好きで、

集団でワイワイと遊ぶことに

興味がなかったわたしにとっては、

節目節目に現れるそういう女子の存在に、

実に心を悩まされました。

 

 

 

習い事に一緒に通っていた子から

検定試験に落ちるように仕向けられたり、

支配下に置かせられたり。

 

 

 

また別の子からは、

自分が不得意な絵を描くようにと命令され、

わたしが描いた絵を

自分が描いたことにされたことも、

数えきれないくらいにありました。

 

 

 

そんな経験が小学校の頃に

度重なった結果、

わたしは絵を描くことに

楽しみを見出せないようになっていったのです。

 

 

 

どうせいいモノを描いたところで、

他の誰かの手柄にされる。

周りに妬まれる。

いいように利用される。

 

 

 

それまで何度も感じてきていた

そんな怒りや不満が、

わたしから絵を描く情熱と力を

奪っていったのです。

 

 

 

 

 

これはわたしのアイコンですが、

この絵をなんとなく描いてみたところ、

これを絶賛してくれた人がいました。

 

 

 

40を過ぎて再び、

子供の時とは全く違う形で

自分が描いたモノを褒めてもらえたこと。

 

 

 

その時、このことが本当に嬉しくて、

ああ、やっぱりわたしは

絵が好きだったのだなあと思い出したのです。

 

 

 

そういえば、子供の時もそうだったじゃないかと。

好きだっただからこそ、

あれだけ夢中になって

何枚も何枚も描けていたんじゃないかと。

 

 

 

これは、AI KABASAWA様が

ご懐妊中だった時のイラストです。

愛ちゃんブログ

 

 

 

 

別居が決まって

だいぶ精神状態も落ち着いてきた今、

再びそこへの熱がふっと

湧いてきている昨今です。

 

 

 

 

絵、これからも描けるかな。

 

 

 

 

引越先に持っていく荷物には

画材入れてなかったけれど、

やっぱり持っていこうかな。

 

 

 

 

向こうで、何か描けるかな。

 

 

 

 

 

 

バニー