星を詠むアーティスト、バニーです☆

 

 

 

 

突然ですがわたしは30代後半の頃、

ヨガのインストラクターをやっていた経験があります。

 

 

 

 

というのも、

その頃ジムのヨガクラスに

通ってたこともあり、

ヨガの先生っていいかも!

(副収入になるかも!)

単純にそう思ったのです。

 

 

 

 

で、そのまま勢いで

インストラクター養成講座に通うことになりました。

(こういうところが月星座獅子座……

費用は、確か35〜40万ほどだったかな……

 

 

 

 

とはいえ、

実は養成講座受講中からすでに、

わたしの気持ちには変化が出てきていました。

 

 

 

 

それはアーサナ(ポーズ)が

うまくできないからという理由ではなくて、

他人の目にさらされながら

レッスンのデモンストレーションを

練習させられるのが、

イヤでたまらなかったのです。

 

 

 

 

インストラクターならば

アーサナがちゃんとできて、

そこに対する知識もあるというのはもちろん前提ですけど、

 

 

 

 

ある意味それより大事なのは、

人前に立って人の注目を浴びつつ、

わかりやすく丁寧に

時にはユーモアを交えたりして

プレゼンテーションしながら、

目の前の人とコミュニケーションをとっていくことがだったりするのです。

 

 

 

 

 

これが当時のわたしには、

ほんとーにキツかった。

 

 

 

 

 

子供の頃からそうでしたが、

わたしは人前に立って

自分が注目されることに対する

苦手意識がめちゃくちゃ強かったのです。

 

 

 

 

ところが

講座を受講していると、

何度もそんな練習をさせられるわけで。

(目指すのはインストラクターなので当然なのですが)

 

 

 

 

とにかくこれがつらくて、

講座の途中からはもう、

受講しに行くことが憂鬱になってきていました。

 

 

 

 

それでも、

わたしはそうやって手にした

インストラクター資格と

そこにかけた時間とお金がもったいなくて、

 

 

 

 

講座修了後は

気乗りもしていなかったのに、

スポーツジムでのヨガレッスンを

担当するようになりました。

 

 

 

 

そこで勤務したのは三ヶ月ほどだったでしょうか。

ジムなので集客の必要はないため、

毎回ある程度のお客さんは来てくれます。

そのうち、リピーターさんも増えてきて。

 

 

 

 

ですがわたしにとって、

レッスンはとても憂鬱なものでした。

 

 

 

 

楽しいという気持ちどころか、

ただただ緊張するばかり。

それでも、そんな気配を

お客さんに感じさせてはならないと、

インストラクターらしく振る舞おうと目一杯努力しました。

 

 

 

 

ダメなインストラクターだとは思われたくないと、

レッスン数時間前から部屋に入って

必死に自主練したり、

覚えた知識を懸命に伝えました。

 

 

 

 

ですが徐々に徐々に、

自分が摩耗していっているのがわかりました。

 

 

 

 

その原因はもちろん、

自分の不出来や自信のなさを

必死に埋めようとしていることにです。

 

 

 

 

そして、

人前に立つのが苦手なのに、

ずーっと人に注目されることにです。

 

 

 

 

その結果、

わたしは三ヶ月でそこを辞めました。

 

 

 

 

これ以来、ヨガのレッスンを

他人に教えたことは一度もありません。

今や、太陽礼拝ですらマトモにキメられる気がしない汗

 

 

 

 

勤務最後の日に

ヨガマットを抱えてジムを出た時、

心がホッと安心して

気持ちがスッキリしたのを

とてもよく覚えています。

 

 

 

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結局何を言いたいかというと、

 

 

自分の不足感や自信のなさを

埋めるための行動というのは、

こういった不毛な結果を生み出すことになる。

(もちろん、あらゆる経験に無駄などありませんが)

 

 

自分が苦手なことを頑張ると、

それはすべて苦痛に変わる。

 

 

ということです。

 

 

 

 

 

 

ですので、

 

 

 

自分が行動を起こす時には、

この動機の根っこになっているのは、

どんな感情だ?

どんな理由だ?

 

 

 

というのを探ってみるのは、

ものすごく大事なことだと思います。

 

 

 

 

足りてない自分が植えたものが、

実を結ぶことはない。

 

 

 

 

種を蒔く時においても

後々の収穫の決め手となるのは、

こういうことなのではないかなと思います。

 

 

 

 

わたしが例にしたヨガ話においては、

自信のなさと欠乏感と

かけた時間とお金が

もったいないという気持ち

ベースにありました。

 

 

 

 

こういうパターン、

資格や認定を持ってる女性には

結構ありがちなことなんじゃないかな?と思います。

 

 

 

 

これを学べば収入UPできる!

そしたら自信もつくかも!

こういった理由で

資格や認定という肩書きを求めて、

結局何にもならなかった、というパターン。

あれは一体何だったんだ、という話。

 

 

 

 

もちろん、

こういう経験をしたからこそ

学びを得られるところもあるのですが、

それを理解できたのならもう、

同じ轍は踏まないことかなと思います。

 

 

 

 

学びの種類を変えることよりも

講師を変えることよりも

もっともっと重要なことは、

自分が起こそうとしている

行動の動機と感情にある。

 

 

 

 

これは本当に、そう思います。

 

 

 

 

 

 

 

バニー