昨日は、占星術のエレメンツについての簡単な解説をしました。

 

 

 

今日は、このエレメンツを

もう少し掘り下げて、

相性や性質について見ていきます。

 

 

 

この記事でも書いたように、

エレメンツは星座を

4つの区分に分けるもので、

それぞれに重んじているものが違います。

 

 

 

 

このことを理解できると、

自分はこうだから他人もこうだろう、

という考えを見直すことが可能になります。

 

 

 

例えば、

風の星座の人は論理的であるため、

一見クールに見えることがあります。

 

 

 

対人関係においても、

あまりベタベタとした付き合いをしようとはしません。

ただしコミュニケーション能力は高いので、

誰とでも分け隔てなく上手に関わります。

 

 

 

ところが水の星座の人は、

何にしても情感を重んじます。

人付き合いにしても、

思いやりと愛情を感じることで

安心を得られやすい傾向にあります。

 

 

 

そして自分がそれで安心するからと

他人にも思いやりを注ごうとし、

愛情に満ちた言葉をかけ、

あれやこれやと気にかける。

 

 

 

ところが、

論理的でさっぱりとした

風の星座の人にしてみれば、

水の星座の人の関わり方が

過剰に感じてしまうことも。

 

 

 

つまり、水の人の情感が

重たく感じてしまうことがあるのです。

 

 

 

逆に水の星座の人にしてみれば、

風の人のさらりとした態度は

冷たいように感じてしまう。

もっといくと、自分のことを

気にかけてくれていない

(=好かれていない)と勘違いしてしまうのです。

 

 

 

このパターンは、

恋愛関係で特に起こりがち。

 

 

 

彼のことが大好きだから

相手を気にかけるLINEをして

その返事を待つ水星座の彼女は、

めったに返事も来なければ、

その返事もあっさり短文の

風星座の彼に対して不安を抱く。

 

 

 

こういうお悩み、

よく見られますよね。

 

 

 

ですが蓋を開ければ、

単に何を重要としているかの違い

だけだったりします。

(もちろん、性別の違いは大前提で)

水の人は情感のこもった文章がたくさん欲しいですが、

風の人はそこに重きを置いていないというだけのことで。

 

 

 

 

 

 

相性ということでいえば

とてもざっくりですが、

同じエレメンツ同士は

似た者同士という感じになります。

 

 

 

 

そして一般的に、

 

・火と風

・地と水

 

の組み合わせには親和性があります。

 

 

 

この関係性においては、

大自然をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。

 

 

 

炎は風の力によって

なおその勢いを増しますし、

大地は水を得ることで

渇きを癒す。

 

 

 

ですので、

火と風、地と水の間柄は、

自然とウマが合うことになります。

 

 

 

そのため、この組み合わせもしくは

同じエレメンツ同士は、

一緒にいて無理のない関係性と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

ですが成長において大事なのは、

自分と似た人とばかり

一緒にいることではありません。

 

 

 

「わかる〜」と言い合える

関係性にばかり安心感を覚えて

自分とは異質な人を

避けるようなことは、

人間の成長においては仇ともなり得ます。

 

 

 

あえて違う気質の人と

付き合ってみることで

自分の中にある凝り固まった概念に

気づかせてくれるきっかけにもなりますし、

 

 

 

物事を見る視野が広がる

違う視点やアイデアを得られる

 

 

 

というメリットにもなります。

 

 

 

 

 

 

ユニットやグループを組む際には、

あえて異質な組み合わせを狙うのも

ひとつの手となるでしょう。

 

 

 

 

例えば

芸人さんのコンビにしても

バンドメンバーにしても

ビジネスパートナーにしても、

同じタイプで組んでないパターンが多いですよね。

 

 

 

 

これはお互いに異質なタイプだから

衝突や誤解も多いけれど、

そこに折り合いをつけようと努力したり、

違う価値観を認め合えるからこそ

発展していくのだと思います。

 

 

 

 

似た者同士でつるむのは楽ですが、

それが決していいわけでもないということ。

 

 

 

 

相性というのは結局、

いいも悪いも

どっちでもいいのではないかなというのが

わたしの考えです。

 

 

 

 

なぜなら

価値観や意見の違いは

すべからく学びになりますし、

自分のキャパシティを広げるきっかけにもなる。

 

 

 

 

そう考えると、

占いで相性が悪かったから云々、

というのは大した問題ではないと思うのです。

(成長も学びもいらん!というタイプの人は除いて)

 

 

 

 

元も子もない言い方かもしれませんが、

占星術をやってる立場をもってしても

わたしはそういう考えでやっています。

 

 

 

 

なので、

相性が悪いからどうのこうのというのは、

ほとんど意に介しません。

それは、ただの【違い】でしかない。

 

 

 

 

いかなる事実であれ

そこに解釈をつけるのは自分であり、

その自由は100%自分にある。

 

 

 

 

こういう考え方が、わたしの好みです。