今日はぜったい海に行くんだ!
そう決めて、午前中はビーチまでクルマを飛ばしてきた。
40分くらい走ったかな?
砂浜にクルマを停めて、波打ち際まで砂浜をザクザクと歩いて。
思ってたより距離があって、普段使わない筋肉を使って。
やっと波打ち際まで来たら、頭上にパラグライダー!
波のそばまで来たよ!
なんだなんだこの多幸感……
ただなんて事ない海を見てるだけなのに、幸せでしかない。
心がクリアに澄んでいく。
砂浜に座って、ただ波の音と潮風を感じてるだけなのに、ありがたすぎて涙が滲んできて。
何の命令も下してないのに、心臓は脈動し、呼吸を繰り返し、全身に血が運ばれていく。人間が全く手の及ばない偉大なる力の元、わたしは生かされているんだ。
この雄大な海がただ地球の引力にサレンダーしているように、わたしも宇宙に身を任せよう。
自分が持ってるものを惜しみなく分け与え、愛を与え、存在だけで誰かにチカラを与える人になる。そうある。
そんなことを感じながら、一時間以上も海を見ていた。
こんなに海に癒されるなんて。
わたしは海辺育ちだから、正直子どもの頃から海は見飽きていて。
だからわざわざ海に行くなんて、そんな人の気が知れないと前は思ってた。
だけどやっぱり、わたしには海の子の血が流れてる。
海がそこにあるだけで、大きな存在に守られてる気がしてくる。
また何かに戸惑った時は、海に行こう。
今日はささやかな自分の願いを叶えてあげられたことに、満足。
これからもこうやってわたしを楽しませ、安心させてあげるんだ。