今日は「にいがたフィッシングショー」に行ってきました。

 

東京では何度も行ったことがあるのですが、新潟会場に行くのは初めての体験。

はたしてどうなることやら。

 

 

バスと電車を乗り継いで、片道2時間ほどの小旅行。

会場の朱鷺メッセはとても大きくて綺麗な建物。

これは期待が高まります。

 

 

会場は二階から一階に降りていくのですが、見渡す景色に少し違和感が。

 

 

なんか全体的に小さくね?

 

 

東京と比べると、どのブースも半分以下どころか、1/4〜1/8くらいの規模なのです。

地方なので集客能力が低いのはわかっていましたが、これには少し驚きました。

 

 

会場入りしてすぐdepsのブースがあったのですが、展示されていたのはほんの少しのプロトだけ。

 

他のブースもすごく小さくて、あんまり商品が展示されていません。

しかも展示されているものの8割がソルト関連で、バス関連のグッズは隅っこにちょこっとおまけみたいに置かれているだけなんです。

 

 

なんか全体的な雰囲気が

 

新潟にはバスいないでしょ?

 

って言われてるみたいな感じなのです。

 

 

これはメーカーが新潟のスモールマウスバス事情を知らないのかもしれませんが、何かの力が働いてスモールマウスバスの存在を無い物として扱っているような気さえしました。

 

 

とりあえずシマノブースに行って新しいメタニウムを見てきましたが、これはかなり良さそう!

 

まず、見た目がかっこいい!

16メタニウムは輝くシルバーですが、20メタニウムは落ち着きのある濃い目のグレー。

これはかなり好みの色。

 

ただ、塗装の強さは未知数なので、傷のつきやすさはわからないとのこと。

 

 

そして触った感触は、冷たくない!

マグネシウムボディになったことで、冷たさが低減されています。

これなら冬の釣りでも大丈夫。

(行かないけど)

 

 

巻き心地は程よく滑らかで、アンタレスと比べても遜色ないけど、カルコンには及ばない感じ。

16メタニウムはメインギアがジュラルミンなので、耐久性に難がありましたが、今回はギアの素材を真鍮にしたことで、耐久性が向上し、巻き心地の良さが長く続くそうです。

 

マイクロモジュールギアはグリス切れが速いという噂もありますが、20メタニウムは乾いた感じにはなるけど、滑らかさは続くらしいです。

 

 

スプールの回転はブレが無く、とても静かな印象。

スプール自体が非常に軽く、手で回しても早めに止まりますが、これは慣性モーメントが少ない証拠。

バックラッシュに悩まされることが、少なくなりそうです。

 

またナロースプールになったことで、飛距離も伸びそうな気配。

ワイドスプールだとレベルワインドが端っこにある時は、飛距離が出なさそうな気がしますが、ナロースプールではその心配も無さそうです。

 

 

そして、もう一つ気に入ったのはサイドプレート。

16メタニウムはSVSを調整する時、サイドプレート全体がパカっと外れるのですが、屋外でこれをやるとサイドプレートが水中に落下して流されるなんてことが起こる危険性があります。

 

20メタニウムはサイドプレートではなく、スプールのカバー部分だけが外れるので、落とす心配が少なそうです。

とはいえ、SVSは調整しなくてもブレーキダイヤルだけで調整できそうなので、外す必要は無いのかも。

 

さらにブレーキダイヤルが大型化したので、以前より回しやすくなっていると思います。

陸っぱりは一本のロッドで何でも投げたいので、こまめなダイヤル調整が必要なのですが、このサイズなら少し硬めではあるものの、回せると思います。

 

 

 

SLX DCも見ましたが、SLX MGLより重くデカくなった感じです。

DCブレーキ自体を新しくしたので、以前の機種のように初速を抑えて、後半抜いていくといった感じでは無く、初速も微調整するので、飛距離が伸びるようになっているそうです。

 

ネットではDC音が途中で変わるというのが話題になっていますが、初速と後半で制御が異なるため、音も変わるのかもしれませんね。

どの道、私はDC音が苦手なので、使うことはないと思いますが……

 

 

巻き心地は良さそうに感じましたが、実際にルアーを付けて巻いてみないことには、なんとも言えない感じがしました。

私が買ったSLX MGLはルアーを付けて巻いてみると、結構ギアがこすれあう感触が強かったです。

 

モーターの付いた車のプラモデルの車輪を回してモーターを回転させた時のような、歯車がこすれる感じと言ったら伝わりますか?

 

そして、半年も経たないうちにギアが鳴り始めたので、速攻グリスアップが必要でした。

これはDCになっても変わらないと思います。

 

 

そして、もう一つ話題になっているツインパワーですが、ステラに近づいた感じはしするものの、レスポンスの良さはステラにはかないません。

ステラを使ったことが無い人は気にならないかもしれませんが、ステラを使っている人は「なんか動作が全体的に重い」と不満に感じると思います。

 

 

 

ちなみにダイワのブースにも行きましたが、ピンとくるものはありませんでした。

ダイワのリールは軽さや価格に惹かれるものの、デザインや巻き心地、音など好みではない部分が多くて、なかなか手が出ません。

 

音ってなに?っていう人もいるかと思いますが、シマノの製品は動作音にもこだわっているのです。

初代アンタレスなんかはメカニカルブレーキでクリック音が出るようになりましたが、その音は村田基さんが当時愛用していたカルティエ・パシャという腕時計のリューズを回す時の音と同じなのです。

 

こういう釣りには関係ないけれど、あったら心地いいものって、結構大事だったりするんですよね。

 

 

ちなみに、ルビアスが良くなったという噂でしたが、ダイワ特有のギア同士が押し合っているような感覚が強く、巻きの重さが気になりました。

 

 

 

 

 

というわけで、今回は20メタニウムにガッチリ心を掴まれたのですが、困ったことが一つあるのです。

 

実は去年の11月に16メタニウムを買ってしまったのです。

買った直後に20メタニウムが出るのでは?と気付いたのですが、出たら出たでその時考えようと自分に言い聞かせていました。

 

でも、20メタニウムに買い換える可能性は、かなり高くなりました。

 

メーカーの説明員さんも「進化ではなくて、別物と考えてください」と自信たっぷりに語っていたので、その言葉を信じたくなっています。