次はつや消し処理です。
パチ組みで組み立てた直後はこんな感じで、テカテカしています。
実にオモチャっぽい。
というわけで、表面のつや消し処理を行いましょう。
それだけでグッとリアル感が出てきますよ。
一般的に素組みしたプラモデルにつや消し処理をするには「トップコート」と呼ばれる塗料を吹きつけるようです。
![]() |
GSIクレオス Mr.トップコート 水性 つや消し スプレー 88ml ホビー用仕上材 B503
384円
Amazon |
ですが、それはかなり面倒臭い。
塗装なので周りが汚れないように養生したり、換気も考えなくてはなりません。
そして、塗料の費用もかかります。
そこで用意するのは「メラミンスポンジ」
これで表面をこするだけで、しっかりつや消し処理ができます。
左足・未処理
右足・つや消し処理後
足や膝のグレー部分を見比べると、効果がわかりやすいと思います。
メラミンスポンジを使う時の注意点は、一点だけ。
「メラミンスポンジは水で濡らして使いましょう」
実際は水に濡らさなくても十分に効果が出るのですが、この方法だと削りカスが飛散する可能性があります。
汚れてもいいように養生したり、マスクを着用するなどすればこの方法でもいいと思いますが、お手軽さを求めるなら水に濡らした方が良いでしょう。
ただ、水に濡らしたメラミンスポンジでこすると、表面が濡れてしまうので、つや消しになったかどうかを確認するには、表面の水分をふき取らなくてはなりません。
この手間が面倒だと感じる方には、こんな商品もあるようです。
![]() |
GSIクレオス Gツール Mr.メラミンシート つや消し仕上げ用 ホビー用塗装用具 GT105
215円
Amazon |
ちなみに、つや消し処理を行わないと、ウェザリングカラーが乗りにくいという噂がありますが、実験した結果がこちら。
まず、ウェザリングカラーを雑に塗ります。
乾燥後、ティッシュで拭き取ります。
左足・未処理
右足・つや消し処理済み
写真ではあまり違いがわかりませんが、肉眼で見るとテカテカした感じが抑えられ、かなり良い感じになりますよ。
ちなみに、メラミンスポンジでつや消し処理をすると、つや消しというよりは「半光沢」みたいな感じになります。
もっとつや消し感が欲しい場合は、1500番くらいの研磨スポンジやサンドペーパーを使うのがオススメ。
前・メラミンスポンジ
後・研磨スポンジ
左・メラミンスポンジ
右・研磨スポンジ
こうして比較すると、メラミンスポンジでは光のあたり具合によっては光沢が出ますが、研磨スポンジの場合はほとんど光沢が出ません。
これは好みで使い分けてください。
ただ、研磨スポンジやサンドペーパーを使う場合は、表面を軽くこする程度にしましょう。
強くこすってしまうと、ウェザリング塗料が乗りすぎて、仕上がりが汚くなってしまいます。
まあ、リカバリー方法はあるんですけどね。