次はつや消し処理です。

 

 

パチ組みで組み立てた直後はこんな感じで、テカテカしています。

 

 

実にオモチャっぽい。

 

 

というわけで、表面のつや消し処理を行いましょう。

それだけでグッとリアル感が出てきますよ。

 

 

一般的に素組みしたプラモデルにつや消し処理をするには「トップコート」と呼ばれる塗料を吹きつけるようです。

 

 

ですが、それはかなり面倒臭い。

塗装なので周りが汚れないように養生したり、換気も考えなくてはなりません。

そして、塗料の費用もかかります。

 

 

そこで用意するのは「メラミンスポンジ」

 

これで表面をこするだけで、しっかりつや消し処理ができます。

 

左足・未処理

右足・つや消し処理後

 

足や膝のグレー部分を見比べると、効果がわかりやすいと思います。

 

 

メラミンスポンジを使う時の注意点は、一点だけ。

「メラミンスポンジは水で濡らして使いましょう」

 

実際は水に濡らさなくても十分に効果が出るのですが、この方法だと削りカスが飛散する可能性があります。

汚れてもいいように養生したり、マスクを着用するなどすればこの方法でもいいと思いますが、お手軽さを求めるなら水に濡らした方が良いでしょう。

 

ただ、水に濡らしたメラミンスポンジでこすると、表面が濡れてしまうので、つや消しになったかどうかを確認するには、表面の水分をふき取らなくてはなりません。

 

この手間が面倒だと感じる方には、こんな商品もあるようです。

 

 

 

 

ちなみに、つや消し処理を行わないと、ウェザリングカラーが乗りにくいという噂がありますが、実験した結果がこちら。

 

まず、ウェザリングカラーを雑に塗ります。

 

乾燥後、ティッシュで拭き取ります。

 

左足・未処理

右足・つや消し処理済み

 

 

写真ではあまり違いがわかりませんが、肉眼で見るとテカテカした感じが抑えられ、かなり良い感じになりますよ。

 

 

 

ちなみに、メラミンスポンジでつや消し処理をすると、つや消しというよりは「半光沢」みたいな感じになります。

もっとつや消し感が欲しい場合は、1500番くらいの研磨スポンジやサンドペーパーを使うのがオススメ。

 

 

 

前・メラミンスポンジ

後・研磨スポンジ

 

左・メラミンスポンジ

右・研磨スポンジ

 

 

こうして比較すると、メラミンスポンジでは光のあたり具合によっては光沢が出ますが、研磨スポンジの場合はほとんど光沢が出ません。

これは好みで使い分けてください。

 

 

ただ、研磨スポンジやサンドペーパーを使う場合は、表面を軽くこする程度にしましょう。

強くこすってしまうと、ウェザリング塗料が乗りすぎて、仕上がりが汚くなってしまいます。

まあ、リカバリー方法はあるんですけどね。