今シーズンは思いがけず面白いドラマに出会えて嬉しく思います。

でも、全てのドラマに感想を書いている訳でもないので、感想を書いていないドラマについてちょっとだけコメントを。

 

 

「カンナさーん!」★

 なんでしょうね、このドラマは男性視点で見ると、どこに注目すればいいのかわかりません。

とりあえず2回目までは見ましたが、あんまり楽しみは見いだせていません。

ただ、要潤さんの「浮気じゃなくて本気」って言葉だけは、なんとなく沁みました。

 

 

「黒革の手帖」★★★

今までなんどもドラマ化されているので、別に見る必要もないかと思ったのですが、とあるブロガーさんの感想を読んで、興味が湧いてきました。

そして、実際に見たところ、武井咲さんの得体の知れない狂気みたいなものが感じられて、非常に楽しめました。

仲里依紗さんや高畑淳子さんの演技も素晴らしく、非常に見応えがありました。

楽しみにしています。

 

 

「セシルのもくろみ」★

がさつな主人公に全く共感できないのですが、吉瀬美智子さん演じる「ハマユカ」と、その組織としてのハマユカに対抗する主人公のチャレンジは面白そうな気配です。

 

 

「脳にスマホが埋められた」★★

なんというダサいタイトル(笑)

しかし、深夜帯ということでバカバカしさ前提に見ていると、意外と楽しめるという作品。

伊藤淳史さんの純朴さと、新川優愛さんの素朴な可愛さも手伝って、意外と見れる作品に仕上がっていると思います。

 

 

「ブランケット・キャッツ」★★★

多分、今シーズンで一番できのいいドラマなのではないかと思います。

何も起きないくらいがちょうどいいのですが、実際にストーリーの中心にいる人には大問題というエピソードが親近感が感じられて入り込みやすいという。

西島秀俊さんの無愛想さがかっちょいい。

 

 

「ハロー張りネズミ」★★

今のところ、面白いのか判断がついていません。

大根仁さんのテイストが出てはいるものの、「まほろ駅前多田便利軒」の世界観には及ばないという。

しかし、程よく昭和のテイストが漂う作風は、今後のエピソードによっては映えるかも知れない気がしています。

 

 

「下北沢ダイハード」★★★

毎回脚本家さんが変わるというオムニバス形式のドラマ。

30分という短い時間の中に、これでもかというくらいの展開を持ち込んでくるので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

初回は神保悟志さんが裸で誘拐されるという意外性のあるドラマで、非常に楽しめました。

第二話は光石研さんが違法風俗店で捕まるというお話でしたが、ロバート秋山さんを絡めた意外な展開と、川栄李奈さんのあっけらかんとした演技が光る秀作でした。

これ、地方ではご覧になれない方もいると思いますが、「ネットもテレ東」で見ることができますので、興味のある方は是非。

 

 

「警視庁いきもの係」★★

意外な線で攻めてきた作風で、思いの外普通に見られる作品に仕上がっています。

ほんわかとしたムードの中で進行しますが、渡部篤郎さんの推理シーンでは適度な緊張感をまとっているのも素敵。

 

 

「ごめん、愛してる」★

なんというダサいタイトルなのかと絶望しましたが、内容もそんな感じのテイストで、あんまり楽しめません。

長瀬智也さんのドラマは鉄板だと言われていましたが、このドラマに関しては微妙なところ。

ところどころにありえない設定が織り込まれるので、真面目に見ているとバカバカしく思えてきます。

残念。

 

 

「愛してたって、秘密はある」★

これはキャストに興味のない人が見たら、つまらない作品なんじゃないかと思います。

川口春奈さんは相変わらずなんですが、それ以外のキャストに興味がわかないというか。

ストーリー展開もどこかで見たような既視感バリバリな展開なので、どうでもいいかな……って感じで、ながら見しています。

 

 

 

「ひよっこ」★★★

このドラマは、何も起きていないような錯覚を覚えます。

実際にはドラマチックな展開があるのですが、ほのぼのしたテイストで表現されているので、それほどショッキングな出来事に見えないという。

しかし、要所要所で人間味のあるエピソードをさらりと挟み込んでくるので、油断しているとあっという間に感情を鷲掴みにされてしまうという。

岡田惠和さんという脚本家のすごさを知るには最高の作品かと思います。