「2.5次元」と言う言葉がある。

通常「2次元」と言われるジャンルの作品を、

現実の人間の肉体(担当声優本人など)を用いてやるコンテンツである。

 

私の中でこの言葉の代名詞と言えば「テニミュ」(テニスの王子様ミュージカル)であった。

あれはあれで素晴らしいものと言えるだろうが、

正直言って、ニコ厨の私にとっては「有名なネタ」の一つと言うのが最大の印象で、

私の心は「2.5次元」には入り込めないのだろう。

 

と、思っていた。

 

恐る恐る、短いとは言えない期間世話になっている恩人を誘って共に見届けた、

舞台「ウマ娘 プリティーダービー」~Sprinters' Story~

 

 

度肝を抜かれた。

無論、万人受けすると断言することは出来ない。

少なくともウマ娘の入門作品としてこれをお勧めすることは私にはできない。

しかし、凡愚な私の杞憂なんぞは、名馬たちの魂のこもった蹴りに彼方まで吹き飛ばされた。

「舞台」とは時代遅れの枷ではない。

そこでしか表現できない、唯一無二の価値と魅力があったのだ。

 

ウマ娘2期に脳を焼かれ、時に罵詈雑言を吐きながらもアプリにしがみつき続け、

そしてまたしても目の当たりにすることになったこの傑作。

2.5次元に抵抗のない方、

ウマ娘を愛している方、

そして、ウマ娘をかつては愛していた方。

何卒、この傑作をご覧になって頂きたい。

独特な「舞台ウマ娘」の世界観に一度馴れてしまえば、

見たことのない景色、味わったことのない感動を味わうことができるだろう。