みなさん、ごきげんいかがでしょうか?

42歳Mrガチぼっちの「ありのこ」です。

 

何度か話題にしていますが、

 

約25年ぶりにニンテンドースイッチを買ってゲーム

 

という状況です。

 

昨日は有休。

で、ドラクエ1に没頭。

 

今日は土曜日。

で、ドラクエ1に没頭。

 

今はゲームは世の中に受け入れられています。

マンガ・アニメとともに受け入れられています。

 

しかし私が子供の頃は微妙でした。

私が子供の頃とは1980年代です。

 

今日は1980年代のテレビゲームの話です。

 

<もくじ>

  1. 1985年、スーパーマリオブラザーズの衝撃
  2. 1980年代はまだ「有害◯◯」の時代だった
  3. 1985年、「ゲームは1日1時間」の衝撃
  4. ほら、高橋名人も「ゲームは1日1時間」って言っているでしょ

 

 

1.1985年、スーパーマリオブラザーズの衝撃

 

1985年にスーパーマリオブラザーズが発売された。

多くの人達は熱狂した。

スーパーマリオブラザーズをやるためにファミリーコンピューターを買った。

 

任天堂が世界に躍進したのはここからと言っていいだろう。

よく「花札の任天堂からファミコンの任天堂へ」と言われていた(気がする)。

 

 

 

 

多くの人がテレビゲームに熱狂して、支持をした。

他方、多くの人たちがテレビゲームにマユをひそめた。

いまでは考えられないが。

 

2.1980年代はまだ「有害◯◯」の時代だった

 

40代になった今でも覚えている。

1980年代は「有害◯◯」の時代だったのだ。

 

「有害図書」なんてのもあった。

あのテレビ番組はこどもに有害。

マンガ・アニメはこどもに有害。

 

PTAが騒ぐ、と言った感じだ。

正確には「PTAとPTAを支持する大人たち」が騒いでいた。

 

そして、新たに「テレビゲーム」が有害に加わりそうな感じだった。

 

この危機に救世主が現れる。

それは任天堂ではなく、今はなきハドソンという別のゲーム会社から現れた。

 

3.1985年、「ゲームは1日1時間」の衝撃

 

ハドソンに高橋名人という方がいた。

こどもたちに非常に人気のあった方だ。

 

 

左が高橋名人

 

この高橋名人が「ゲームは1日1時間」とコメントした。

wikipediaによれば1985年が最初だったそうだ。

 

当時の子どもたちがテレビゲーム漬けになることを心配したそうだ。

 

しかし高橋名人の「ゲームは1日1時間」はゲーム会社であるハドソン内に衝撃を与えた。

 

高橋名人がテレビ朝日「しくじり先生」に出演した際に

 

ハドソンの役員会で問題になった

 

とおっしゃっていた。

 

「ゲーム会社がゲームを制限するような事を言うのか!」と

いうことらしい。

 

バカバカしい。

 

子どもがいないガチぼっちの私ですら

 

「子どもをゲーム漬けにしたらダメだろう」

 

とは思う。

 

残念ながら(テレビ)ゲームには依存性がある。

大人が自己判断でずっとゲームをやるのはイイとしても、

子どもが自己判断でずっとゲームをやるのはダメだろう。

 

少なくとも親はそう思うだろう。

そしてゲーム機やゲームソフトを買うかを決めるのは親である。

1980年代だとたいていは母親に決定権がある。

 

ゲームを買ってほしい子どもとゲームを敵視する母親。

 

テレビゲームをめぐりバトルを繰り広げていた親子にも

「ゲームは1日1時間」

は大きな衝撃を与えた。

 

4.ほら、高橋名人も「ゲームは1日1時間」って言っているでしょ

 

「ゲームは1日1時間」と高橋名人が言ったことに意味がある。

 

高橋名人は

 

・ゲームを売る側の人

・子どもたちに人気がある

 

だった。

 

その高橋名人が「ゲームは1日1時間」と言った。

 

母親はこどもに

 

「ほら、高橋名人もゲームは1日1時間って言っているでしょ」

 

と言えるようになった。

 

本当に「ゲームは1日1時間」が守られたかは謎。

しかし母親にとってなにかストッパーがあることは非常に大きい

 

マンガはお小遣いをためて買って隠れて読むこともできる。

ともだちから借りることもできる。

 

でもテレビゲームは親に買ってもらうしかない。

値段が高いから。

 

しかも当時のテレビゲームはテレビに接続しないといけない。

ファミコンソフトを友達に借りることはあった。
(借りたまま返さない「借りパク」をするバカもいたが)

 

しかしファミコン本体を借りるわけにはいかない。

親に買ってもらうしか選択肢がない。

 

だから「ゲームは1日1時間」で親を説得できたことが大きかったのだ。

 

「ゲームは1日1時間」という神フレーズがなかったら?

 

(テレビ)ゲームがこれほどみんなに受け入れられるには

紆余曲折(うよきょくせつ)があったかもしれない。

 

私のような末端国家公務員が足元に及ばないくらい

高橋名人は偉大すぎるのだ。

 

*今回の話を音声でお聞きになりたい方はスタエフにて!

 

 

 

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