チェットベーカーとの出会いは ジェリーマリガンカルテットのトランペッターとしてだ。

高校1年 62年前の話。

ポールアンカ  ニールセダカ パットブーン などのポップス流行りのころ そんな甘ったるいアメリカの曲なんか聞けるか ジャズだよ!と粋がった 同級生とジャズに引き込まれた。

モダンジャズには ジェリーマリガンカルテットの フレネシー 木の葉の子守唄など気に入っていた。

 LP1枚3500円の時代ですから 高校生は買えない。まだ街の中では 50銭という単位が 通用していた時代だから。ジャズ喫茶 ラジオが 情報源で お互い情報を交換して粋がっていた。

黒光りするイーストコーストジャズ から 突然 マリガンーチェットのサウンドを聴いて なんだこれは 柔らかい上品な まるで俺のようだ!!!    気に入りました。

マリガンが 麻薬で 刑務所に入ることになり チェットは ソロ活動し始めたが 私の好みは マリガンあってのチェットベーカーでした。マリガンのバリトンサックスと そーっと吹くチェットの トランペットは  独特なサウンドで 魅了されました。

「チェットベーカー シングス」いつか忘れましたが 初めて聴いた時。 流行りものだなこれはーーー これは女性が好むサウンドだなーー  ラスフリーマンが チェレスタなんか 弾いて 甘くしていて 商業的に 成功でしょう。

当時の人気投票で マイルスを抜いて チェットベーカーが 1位になるなんて 異常事態でしょう。

この時代マイルスを抜けるトランペッターは 一体どこの誰だ。

チェットの伝記映画見たときに アルバムジャケットと同じ状況のシーンが出てきた。大きなマイクが 上から下がっていてそのマイクを舐めるようにして歌っていた マイファニーバレンタイン。 体育館の半分くらいの スタジオで大きい広さで ラスフリーマン カーソンスミスなどの バンドの 周辺に お歴々が 座って聴いている。

麻薬のつけがたまり 売人に顔面を殴られて 前歯を折られた。この録音の時 前歯がなくては楽器は吹けないので

入れ歯をしていた。歯科医の私が見ても チープな 粗末な入れ歯。あんな入れ歯で よく トランペットが 吹けますね 歌が歌えますね。入れ歯の具合が悪いので 弱い音のトランペットで 歌も弱々しい のではないでしょうか?

でも やはり 天才でしょう 彼は 楽譜が読めないので 感覚で吹いていたそうですから。

50歳代でなくなったと思います オランダのホテルから 転落死。

若い頃は あんなにハンサムだったのに 麻薬ずけで後半は顔が変貌していましたよね。

唯一無二のサウンドのトランペット と歌声 早く死んで惜しいですね その後スタイルが変化していたかもしれないのに 

 

その時マイルスは何してた

ヨーロッパに出かけて 地元のミュージシャンと録音音源がある パルネ ウィランなんて まだ下手の駆け出し時代。