いや〜、ほんとに暑いね。
昼間なんて外出た瞬間に「これは修行か?」って思うレベル。
こんな毎日だとさ、ふと考えちゃうんだよ。

「子どもの頃って、どうしてたっけ?」って。


◆ 昭和の夏は、今思えば“野生”

エアコン? そんなもん無い家も多かったよ。
扇風機だけで真夏を乗り切ってたんだよなぁ。

窓全開で、風がちょっとでも通ると「おっ、来た来た」なんて言って。
麦茶は常にやかんで冷やしてあって、氷ガラガラ入れてゴクゴク飲んで。
汗だくで外走り回って、蝉を捕まえて、
でも夕方になって風鈴の音が聞こえてくると、
なんか「あぁ、今日も夏だったなぁ」って感じてた。

今思うと、あれが“夏を生きてた”ってことだったのかもな。


◆ 令和の夏は、エアコンとスマホで完結

今?
もう無理。エアコン無いとか考えられない。
外は暑すぎて危ないし、室内最高。
スマホで動画見て、冷房効いた部屋でアイス食って、もうそれで十分。

でもさ、不思議と
“夏を感じてる”って感覚が、ちょっと薄いんだよね。


◆ あの頃の「匂い」と「音」、最近感じてる?

土の匂い、風鈴のチリンチリン、蚊取り線香の煙。
そういうのって、今の夏にあるか?って言われると…ないかもなぁ。

たしかに今は便利だし快適だけど、
あの「不便な中で五感フル稼働してた夏」って、良かったよなぁ。


◆ で、アンタはどっちの夏が好き?

オレは昭和の夏に一票。
しんどかったけど、なんかちゃんと“生きてた”感じしたんだよな。
今の夏も好きだけど、あの頃の雑多でちょっとバカっぽい日々が、
たまに無性に恋しくなる。