【1匹目/6月20日】
昨日の夕方、実家の前の矢作川にうなぎ釣りの仕掛け(はえ縄)を沈めて置いて、今朝早く引きあげたらMサイズのうなぎが1匹釣れていました。
子供や孫たち全員に天然うなぎのうな丼を食べさせてやるのが第一目標ですから、Mサイズ1匹だけでは料理しても仕方が無いので、あと数匹捕まえなければうな丼になりません。
釣れたうなぎを裏の小川に生かして置くための生け簀を今朝から作っていましたが、今完成しました。
天気予報で今晩あまり雨が降らないようでしたら、どうせ暇ですから今晩も矢作川にうなぎの仕掛けをしようと思っています。
4時半ごろに出掛けて、栗虫の餌ででハヤを釣って、1cmぐらいに切ってうなぎの餌にします。
はえ縄は1.5m間隔で5個ぐらい餌を付けた丈夫な糸の両端におもり(石)を付けて、流れに直角に沈めて置きます。
うなぎは夜の8時から10時頃、棲んでいる岩の近くの砂の多い流れのゆるい所に出てきて餌を探しますので、ポイントを見極める事が重要です。
今年は目標を30匹としましたが、まだまだ先が長い話です。
【2匹目/6月21日】
今年2匹目はLLサイズで、昨日のMサイズの5倍以上の重さが有るジャンボうなぎです。
昨日作った生け簀に入れて、裏の小川の流れに浮かべて有ります。
昨日はステバリ(はえ縄)を4本仕掛けたのですが、夜半にかなりの降雨が有って増水しましたので、2本しかとり込めませんでした。
去年釣ったうなぎと比べても最大級のうなぎです。
これぐらい大きくなると、川を下って太平洋の海溝まではるばる旅をして産卵すると言われています。
裏の小川はホタルの飛び交うぐらい綺麗な水が流れていますので、生け簀を浮かべるのは好都合です。
そう言えば、5月30日から飛び始めたホタルは6月10日頃が最盛期でしたが、もうすっかり少なくなってさびしくなりました。
【3匹目/6月24日】
今朝もLサイズのうなぎが1匹釣れました。 先日のLLサイズと比べたら少し小さいですが、十分な大きさです。
太さが分かるように、コーヒー缶と一緒に写しました。
3人前のうな丼になるサイズです。
先週から釣ったうなぎが3匹で10人分のうな丼が作れる計算ですので、日曜日の夕方は天然うなぎのうな丼を娘や孫に食べさせてやれます。
大うなぎは暴れて料理できませんから、半分冷凍にしてからさばきます。
バーベキューコンロで炭火で焼きます。
身がしまっていて歯ごたえが有ります。
究極の自給自足ですが、都会の方にとっては究極のグルメなんでしょうね。
【自前うな丼準備】
家族みんなが十分に食べられるうなぎが捕まりましたから、いよいような丼作りを始めます。
インターネットで天然うなぎの料理の為の参考資料を探して予備知識を養いました。
①以前は父が庭に穴を掘って炭火焼をしたが、利用価値が有るバーベキューコンロを買ってきた。
②柄のついた金属串を探したが、気の利いた物が無かったので、3本100円の金属串を18本買い、100円で買った木の丸棒で5cmの柄を付けて、熱くなくて手返しをやりやすくした。
③たれは自前で作り、初めに焼いた骨でだしをとった。
④大うなぎですから通常のまな板では小さすぎるため、1mの長さの板を買ってきた。
⑤大うなぎを苦労しないで捌く方法を兄に相談したら、半日ぐらい冷凍して、半冷凍でなら上手く捌けると教えてくれた。
大うなぎを2匹一緒の袋に入れ冷凍したため、一匹目を捌いている内にもう一匹が冬眠から覚め暴れだしたので冷凍をやり直した。
土曜日の朝から晩までに材料調達、道具の準備をして、捌く所まで完了しました。
トータル2kg以上の3匹のうなぎの大きさ
1匹目、Mサイズ:270gr
2匹目、ジャンボサイズ:1300gr?1m(はかりが振りきれ、)
3匹目、Lサイズ:550gr 65cm
【うな丼料理】
日曜日の夕食に天然うなぎのうな丼を作るために、3時から作業を始めました。
日曜日で息子も居たので、健康的な大人の一般教養としてうなぎ料理を手伝わせた。
串を打つのにも、柄を付けて置いたからまだ良かったが、つるつる滑って手を串刺しにしそうだ。
肉が厚いから火が通りにくいので、あまり強火にしないでゆっくり時間を掛けて焼いた。
皮の方に少し焦げ目がついてから、ひっくり返し十分に身を焼いてたれを付けて焼いた。
たれを付けると焦げやすいので注意して、2回繰り返し焼いてたれの味が染み込むようにした。
少し焼きあがった時に娘に電話したところ、元々旦那もうなぎが大好きだから、すぐさま飛んできて、分厚いのを5切れ程持って帰った。
草鞋のようなと言う表現がぴったりの大きさです。
普通のうな丼のように家内が盛り付けてくれたが、肉の厚みが3倍も有るので、息子なら良いが、私には精力が付きすぎの感じであった。
天然うなぎと言えば贅沢なグルメの代表みたいですが、身が締まって歯ごたえが有り、味が染みにくく淡白なところが通に好まれるのでしょうか。
今ではとても珍しい事になってしまいましたが、私たちが子供の頃は色々な自然の恵みを日々の生活の中で活用していました。
物が豊かになった今は殆ど見向きもされなくなり、忘れ去られてしまいましたが、一部は天然うなぎのようにグルメ感から却って有名になった物もあります。
先人達が自然の恵みを感謝して頂いたのも一つの貴重な日本の文化ですね。
うなぎを捌く事は残酷な事と思われるか知れませんが、自分が生きものの命を戴いて生きている一人の人間と言う事を知って、命を大切にする事を改めて学びたいものです。
【感想】
身近で見てきた事でも最初から最後まで自分でやり通そうと考えた時、今までの断片的な知識や経験では不安になり、インターネットで調べたり兄に聞いたりして予備知識を蓄えておきました。その結果、殆ど問題なく美味しい天然うなぎのうな丼を作る事が出来ました。
世間知らずで頼り甲斐が無くても、今日は少し親父らしい働きが出来た感じです。
ゴルフの方では、20年以上もやっていて色々考えてもいるのに、一向に上手く行きません。
うなぎ以上に掴みどころがないのがゴルフですね。