日経ゴルフガイドのタケ小山さんのデータウオッチを読んで、なるほどとうなづいています。
【「飛ばない」を武器にするダブル宮里の秘密 】と言う記事では
http://golf.nikkei.co.jp/interview/datawatch/article.aspx?id=MMGOzn000015022011
>「飛ばない選手」だからこそ?驚きのフェアウェーキープ率
>フェアウェーの一番遠いところから、パットが決まる距離に乗せてくる技術、そしてそれを決めるパットの技。
【”ダブル宮里”グリーン外す藍が美香より稼ぐ理由】と言う記事では
http://golf.nikkei.co.jp/interview/datawatch/article.aspx?id=MMGOzn000001122010
>ラウンド1ストロークの差、年間90万ドルの差に
>「GIR低い宮里藍」が多くバーディー奪っている不思議
>藍が「ピンサイド」を果敢に攻めてくる理由
2年前までアメリカで藍ちゃんの優勝を願って応援していましたし、世界NO.1 に到達する藍ちゃんの過程を見てきましたから小山さんのおっしゃる事がよくわかります。
去年の藍ちゃんは彼女のゴルフのスタイルを掴んで、5勝もして最高のシーズンを過ごした本質は何なのでしょう。
2009年のUS女子オープンの時から、素振りを省いたフォームに変えた事で、振り子式のバックスイングがパットの最重要ポイントと気付いたのでしょう。
或いは理想的な振り子式ストロークを探していたら、バックスイングを省く事でゆったり引けば自然にストロークできる事を見つけたのでしょう。
去年の藍ちゃんの成績は、2009年のUS女子オープンで掴んだヒントを自分のゴルフのスタイルに磨きあげて行く事が結果に繋がったと言えます。
2011年は去年よりもっと安定した成績で世界NO.1の座を確実なものにしてくれると思います。
昨日からUSLPGAがタイで開幕し、初日の藍ちゃんは不調でしたが、2日目は成績をあげてきています。
2日目を終わった時点では上田桃子=T4(-5)、宮里美香=T14(-2)、宮里藍=T25(E)ですが、藍ちゃんは去年の様に開幕2連勝とは行かないまでも、日ごとにショットやパットの調子を掴んで、最終日には優勝争いに絡んでくれると思います。
プレッシャーのかかる最終日にスコアーを伸ばす者が勝者の祝福を受ける訳で、その扉を開けるカギがパットですから「パットイズマネー」と言われる所以なのです。
プレッシャーに左右されにくい、いざという時に自信を持って打てる「勝てるパッティングフォーム」を身に付けたプロが「プロらしいプロ」ですし、稼げるプロになると断言できます。
今年も去年と同じように上原彩子さんを一番に応援すると決めていますが、彼女のブログを読んでいても私の言っている「勝てるパッティングフォーム」に気付いてくれていないようです。
”左手で吊り下げたパターを背骨を軸に振り子のように、右手だけを使って振り幅をコントロールしてストロークできれば、いざという時にも平常心で良いパットができる筈です。”
左手でフォローをイメージしたり、両手で拝むようにグリップしたフォームでは、利き手(右手)だけに頼った時に比べ、いざという時には微妙なコントロールができなくなります。
2010年に藍ちゃんが5勝もした原動力はパットなのに、世の中のプロやコーチはなぜそれを学ぼうとしないのか?不思議な世界です。
良いゴルフ練習場が見つかりました。10年以上前までは週に3回は会社の帰りに道草した練習場ですが、今は閉鎖しているかと思ったら、経営者が変わって良くなっていました。2000円で380球打てて、この地区では一番安い単価ですし、広い室内のパッティンググリーンが自由に使える所が最高です。