文化祭でクラスの出し物を決めることになりました。
役員が最も気を付けたいのがこちら↓
出し物の決定の仕方を間違えない!
お化け屋敷、もぐらたたき、クレープ屋・・・様々な出し物があります。
出し物を決めるのに、どのように決めるか何も考えないと悲惨なことになります。
よくあるのが、次のパターンです
■不適切な決め方の例■
司会「文化祭のクラス参加で何をしたいか案を出してください」
生徒A「お化け屋敷!だって楽しそうでしょ」
生徒B「クレープ屋さんはどうでしょう」
生徒C「教室にでかいモグラたたきを作るのを提案します」
司会「他にありませんか」
(20秒ほど沈黙)
司会「では多数決を採ります」
「お化け屋敷がいい人!・・12票」
「クレープ屋は?・・15票」
「モグラたたきは?・・11票」
では一番多いクレープ屋に決定しました。

この決め方は、トラブルが起こる可能性が高い問題ある決め方です。
どんな点がマズイか、わかりますか?
【問題点1】実現可能かチェックしてない
クレープを焼くには、大量の電力が必要です。学校の一般の教室では、使用電力に限りがあり1教室600Wくらいが限度のことがあります。クレープを焼く器具1台は使えても、2台3台になると大量の電力が必要で、実現は難しいかもしれません。
また、保健所や学校による調理に関する規制もあるかもしれません。
多数決をとる前に、実現可能か確認する必要があります。
【問題点2】出し物のイメージが共有されていない。
「クレープ屋」と聞いて、それぞれの生徒がイメージする中身が大きく違っていそうです。
提案者の生徒A「お洒落なクレープ屋さんにしたい。バッチリ部屋の装飾をして、美味しいクレープを作るために専門店にコツを聞きに行って、みんなで何度も試食して。大行列ができる人気店にしたい!」
賛成した生徒B「クレープ屋?焼く人が1人、会計など2人あればできそう。準備も簡単だ!部活で大変だから、軽い出し物が最適。お化け屋敷は教室を全部改造するみたいだから大変だな。よし、クレープ屋に1票を入れよう。」
「クレープ屋」と言っても、みんな考えていることがバラバラだと、準備を進めているうちにトラブル必至でしょう。
【問題点4】意見を出し合う場が無い
どんなお化け屋敷にするのか、なぜクレープ屋なのかという提案理由や詳細の説明ナシで、イキナリ多数決は乱暴です。
「モグラたたき」はガキの遊びだと思っていても、「教室全体をモグラたたきにして、プレイヤー1人がモグラを叩きに走り回る」という説明を聞けば、面白そうだなと賛成しやすくなります。
また、みんなで何か月も取り組む文化祭の出し物ですから、少数派となり却下された側に納得してもらう必要があります。ところが、この例ですと、考えや提案理由の説明や、意見をぶつけ合う機会がゼロです。「お化け屋敷派」の納得感は全く得られず、協力は期待できなくなりそうです。
【問題点3】決定までのルールが不明確
3つの候補から1つに絞るわけですが、38票のうち最も多いのが15票。
今回の「クレープ屋」15票では、過半数はおろか4割にも達していません。
決選投票で過半数の賛成を必須とするなど、会議の進め方を明確にすべきです。
では、どうすれば良いかというと、
「企画書の利用」と「実行委員会方式」が考えられます。
この内容は、こちらのサイト『文化祭企画案内』にまとめました。
https://bunkasai.o.oo7.jp/kimekata.html
出し物決定の各種注意点もまとめました。
https://bunkasai.o.oo7.jp/chuui.html
