千葉県立の高校で、文化祭が特に盛り上がる高校を挙げるなら、私は薬園台高校と国府台高校を推す。
2校とも長年、3年生が全クラス演劇の伝統がある文化祭だ。
国府台に至っては、40年以上3年生は、レベルの高い全クラス演劇が続いている。
この2校を9月7日に見学してきた。
■久々の見学
新型コロナで入場規制がとられて以降、久々の見学だった。
2校とも、狭い教室での演劇で、大勢鑑賞希望がある人気校だから、規制は仕方なかったと思う。
本当は私も見たかったのだけど、残念ながら、仕事を控えており、体力の関係もあって、行列に並んで演劇を観ることはできなかった。
■廊下の装飾
でも、演劇の水準が低下していないのは、推測できた。
教室前の装飾が、よく出来ているのである。
【国府台】↓
国府台の装飾は、主に廊下一面にベニヤ板を張り付ける手法を取っている。
近ごろは、都立国立高校と同じように灯を埋め込むクラスもある↓
【薬園台】↓
薬園台の装飾は、「床から天井まで」が特色と言える。
床にも、天井にも、そして窓にも派手な装飾がなされている。
国府台の装飾は「計画性」、薬園台の装飾は「多くの手間」が必要になる。
■時代劇
2校とも、江戸時代の侍が登場する時代劇になる。
時代劇は、いくつかの長所があるようだ。
★戦うアクションシーンが見せ場になる。
★著作権関係の苦労が少ない
★時代劇なら、人を殺す場面に抵抗が少ない、などなど
高校生がクラス演劇で、どんな劇を選ぶのが適切かは一概に言えない。
都立の演劇とは、別の路線を進んでいる2校だ。
国府台高校では、タオル1000円を購入。
これで、2025年は7校目の見学となる。
最盛期には、年間で59校、1日7校を見て回ったのと比べると大幅にペースは低下しているけど。
9月中は、仕事との兼ね合いがあり、あと4~5校しか見られないかな。


