「習慣」で覚えるか、「理屈」で覚えるか | 「心とお金の言霊コーチ」佐藤文香のブログ

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昨日、私が7月から開講する子ども英会話教室のことを
書きました。

「ネイティブ+日本人のダブルレッスン」

私の教室で採用するダブルレッスン(「ペアティーチング」と呼んでいる
学校も多いようです)について、もう少し説明したいと思います。

人間の言語学習能力は「条件学習」「概念学習」の2つが
あります。

「条件学習」とは「習慣」としてことばを覚えていく方法。

例えば私たち日本人は、日本で、周りの人が日本語を使うなかで
育っていくから日本語がしゃべれるようになるわけです。

ネイティブ講師のレッスンは主にこちらに当たります。


「概念学習」とは理屈でことばを覚える方法。

文法などのことばのルール、「なぜそう言うのか」という理由などを
ベースに、ことばの構造や表現を理解していくんですね。

学校の英語の授業はまさにこちらですよ。

学校ほどガチガチではないですが、英会話教室での日本人講師の
レッスンでは「概念学習」によって英語を身につけていくことが
できるレッスンになります。



さて、この「条件学習」と「概念学習」、どちらの能力が高いかは
年齢で変わります。





小さい頃は「条件額学習」で覚えた方が身につくのですが、
10歳ごろを境に「概念学習」の能力の方が高くなっていきます。


つまり、小学生くらいだと「条件学習」「概念学習」の両方で
ことばを学んでいくのにピッタリ
の時期なのです。


規模の大きい英会話学校は、こどもクラスにペアティーチングを
取り入れるところが増えてきているようです。

私がFCさせていただく「JO外語学院」もペアティーチング
システムを取っています。

ただ、1回のレッスンにネイティブと日本人講師の両方が入って
いるのか、ネイティブのレッスンと日本人のレッスンと別々に
なっているのかは、学校によってまちまちだと思います。


個人的には、別々に並行してレッスンを受ける方がメリハリが
ついていいと思います。


余談ですが、↑のグラフのようなデータがあるから、日本の
学校教育は「中学からなら文法の理屈から教えればいいだろう」
と思ってカリキュラムを作ってるのかもしれませんね。


もう一つ余談(笑)。

世に出回っている「聞き流すだけで話せるようになる」という
英語教材は、「条件学習」な訳です。

とすると、大人が聞き流すだけで身につけようとするのは、学習
効率的にはどうなのか
、ってところがありますね。

もちろん大人の「条件学習」能力がゼロ、ってことではないので
全く効果が出ない訳ではないですよ。




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