今日はアメリカでは「Thanksgiving Day(感謝祭)」です。
毎年11月の第4木曜日が感謝祭の祝日なんですね(ちなみにカナダは10月の第2月曜日)。
感謝祭の由来は、1620年イギリスから移住してきた「ピルグリム・ファーザーズ (Pilgrim Fathers)」までさかのぼります。
ピルグリム・ファーザーズとは何ぞや? と思った方もいるでしょう。
「昔むかしに世界史で習ったなぁ」なんて人もいるかも^^;
宗教弾圧から逃れてアメリカに渡ってきたキリスト教の一派、清教徒(ピューリタン)の人たちのことです。
彼らは「新しい国を作るぞ!」と言う思いを胸に、アメリカ東部のマサチューセッツに降り立ちます。
しかしこの年の冬はとても厳しく、ピルグリム・ファーザーズのなかには飢え死にする人もたくさんいました。
食べ物を育てる方法を知らなければ生きていけません。
それで近くに住んでいたアメリカ原住民からトウモロコシの栽培方法を学びます。
翌年は豊作に恵まれました。
たくさんの作物、そしてその育て方を教えてくれた原住民に感謝したピルグリムたちは、原住民の人たちを招いてお祝いをしました。
と、いうのが一般的に言われている感謝祭の始まり。
でも実際には、移住してきた“今のアメリカ人”とアメリカ原住民のさまざまな部族の間では弾圧、差別、血なまぐさい争いも多々ありました。
なので、この由来は移住者と原住民の関係にあるイメージの悪さを和らげるための“作り話”と言う説もあります。
とはいえ、アメリカ人にとっては家族が集う大事な祝日でもあります。
七面鳥やパイなどの伝統的な感謝祭の食事をとるのが習わし。
私が勤めるスクールはアメリカ人の先生が中心で、アメリカの風習を取り入れたりもするので、子どもたちのスナックに感謝祭のスイーツを作りました。
ぶんか作・スイートポテト・キャセロール(*^_^*)
作り方の知りたい方はこちらへどうぞ
アメリカ国内ではパレードなどの大々的な行事が行われたりしますが、ハロウィンのようなパーティー要素が強い行事ではないので、さすがに日本で真似することは少ないですね(苦笑)。
でも、こんなニュースを聞きました。
日本トイザらス、「ブラック・フライデー」キャンペーンを初開催
「ブラック・フライデー(Black Friday)」というのは感謝祭翌日の金曜日のこと。
この日からクリスマス商戦が本格的にスタートします。
そんな買い物欲を煽るところだけ、取り入れてくるんですね(苦笑)