立川の学校教育を考える会

12/19に第4回定例会を開催したので報告します

 

 

 

 

特別支援教育の推進

(1)早期連携・早期支援の充実

  ①早期連携・早期支援の充実

  ②就学相談

  ③就学前機関から小・中学校間及び特別支援学校高等部の接続

 

(2)学校における指導体制・指導内容の充実

  ①学校における計画的な特別支援教育の推進

  ② 「学校生活支援シート(個別の教育支援計画)」、個別指導計画の活用

 

(3)学校における特別支援教育の取組への支援

  ①特別支援学級等の整備及び充実

  ②教員の専門性向上

  ③巡回相談の充実

  ④特別支援学級臨時指導員等の専門性の向上

 

(4)関係機関との連携

  ① 教育支援センターとの連携

  ② 特別支援学校との連携

  ③ 中学校卒業後の進路先・関係機関との連携

  ④ 特別支援教育に関わる関係機関との連携

 

(5)特別支援教育の理解啓発

  ①交流及び共同学習の推進

  ② 副籍制度の実施

  ③ 保護者・市民等への理解啓発

 

 

 

立川市学校教育の指針より「特別支援教育の推進」について、基本方針、基本施策を知り、意見交換を行いました。

 

 

資料はこちらから閲覧できます

 

 

 

 

~*~* 話題より関連サイトや資料をシェア *~*~

 

●インクルーシブ教育:フィンランドの例

フィンランドでインクルーシブ教育を実践している小学校の先生にインタビュー!障がいの有無に関わらず、全ての子どもに特別支援の視点を。 (sensei-no-gakkou.com)

 

●特別支援シート:八王子市の例

はちおうじっ子マイファイルと特別支援教育|八王子市公式ホームページ (city.hachioji.tokyo.jp)

 

●学習支援員:港区の例

Nt1514_12.pdf (city.minato.tokyo.jp)

 

●学習支援員の研修と活用のための参考

LSA(学習支援員)養成講座 – 特定非営利活動法人エッジ NPO EDGE (Japan Dyslexia Society) (npo-edge.jp)

 

 

~*~* 参加された方の発言より抜粋 *~*~

 

●インクルーシブ教育は日本ではなかなかなじみがない。特別支援教室、学校を分けなくても本当はいいはずで、それには教員の人数も少ないし、理解も少なく、教員の専門性の向上もまだまだわかってないんだな、という感じ。

手に負えない子を怒ったり、立たせたり、という指導をしている先生がまだいるというのを保護者から聞いた。

 


●特別支援教室(情緒)の指導員の研修がない。発達障害の子たちを集めたクラスなのに、指導員に向けた知識を増やすための研修がない。当然あるものだと思っていたので残念。

 

 

●介助員も事前研修はなかった。車いすの階段昇降などの研修はあったけど、おこさんの病気や特性についてなどは、自分で調べるという感じだった。これでいいのかな?と思っている。

 

●保護者の立場で。立川に情緒支援級ができたのが一昨年で、今年はじめて一期生が中学校に上がるが、中学校には情緒支援級がない。いきなり少人数だったところから6~7クラスある中学校にあがるのはすごい怖い。他に選択肢があるのかきいても、特別支援課もあまり情報を持っていないというような言い方だった。

 

●支援級以外を通常級という呼び名が気になる。先生たちも「通常級に交流に行く」という言い方をする、悪気がないのはもちろんわかっているけど、こっちは通常じゃないのかなって思ってしまう。

 

●キラリに通っている子を育てている。発達相談など目の前で経験して感じたことは発達相談は園に巡回して様子をみてくれて役立ってありがたかった。就学相談でも学校へのアプローチの仕方、こういう風に伝えたら学校は取り合ってくれるよ、ということを教えてもらったのがすごく心強かった。

サポートファイルは自分で活用しようかと思ってたけど、全部自分で準備して書かないといけないので、もう少しシンプルな使い方になったらいいと思う。

 

キラリの先生が担任の先生に、こういう方法がある、というのを共有してもらっている。どうしてもいられないときはカードを出す、とか。そういうことをまずキラリの中でOKにして、キラリの先生が担任とつないでくれている。

親が言うんじゃなくて学校の専門機関からのアプローチが心強い。

 

●(校内での居場所について)

不登校だったので、5~6年生の時に学校の中で別室を作ってもらってそこに登校していた。子ども自身、学校に行きたい気持ちは持っているので居場所があると救われる。学校に行っているという自信にもつながる。

 

●(校内での居場所について②)

さくら学級では教室がカーテンで仕切られていて、休みたい時に申告して休めるようになっている。自分のコントロールの練習にもなっている。安心安全が守られているとスペースとして居場所が作られているのはいいと思った。

 

 

●(中学校の不登校)

今は教育支援センターが市に1つだけで、七中の子なんかは昭島までバスで出て、本当大変。

自宅から通える場所に、こういう子たちがもっと堂々といられる場所があるべきだと思う。

 

 

●(他市の保護者)

横浜市では全校に個別支援級がある。情緒の子も、医療ケアが必要な子も。立川市はあるところとないところがあるんだな、と思った。名称がたくさん。複雑な印象。

違う学校に通うのは保護者も送迎など負担がある。

 

●親ががんばって情報を取りにいかないといけないのがつらい。市報で「さくら学級」ができるとしって、キラリの先生に聞きに行っても知らないようだった。どこかにまとめてみんなが同じように知ることができる場所があるといいなと思った。

 

 

●お子さんが楽しく、嫌なことがあったら逃げてもいいし、それを大人が寄り添える気持ちを大事にしたいと思いながら過ごしている。

さくら学級を見学させてもらったときに、先生方の寄り添いとお子さんたちの生き生きした姿、とても楽しかった。学校がこういう場だといいなと思った。

 

 

●連携って大事。保護者、先生、子どもの立場で、敵対しちゃうことがある。うまく協力してやっていくにはどうしたらいいのか。こういう会で色んな意見を聞いて、自分の意見も言う、それが広がればいいのかな。

 

 

●立川市の税収は潤っている方、駅周りなどにぎやか。その割には文化や教育が不十分。みなさんの強い要望を実現するには立川の教育予算を増やす必要がある。教育を大事にする、つまり、子どもを大事にする、子どもを中心とし、子どもを育てることが立川の未来、日本の未来だ!くらいのスタンスの市になったらいいな、と思う。

 

 

 

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~定例会のご案内~

 

①9/26(月)20:00~21:00(終了)

スタートアップ

 

②10/24(月)13:00~14:00(終了)

学校教育の充実より

●学力向上

 

③11/28(月)13:00~14:00(終了)

学校教育の充実より

●豊かな心を育むための教育の推進

●体力の向上と健康づくりの促進

 

④12/19(月)20:00~21:00(終了)

教育支援と教育環境の充実より

●特別支援教育の推進

 

⑤1/23(月)20:00~21:00 

教育支援と教育環境の充実より

●学校運営の充実

●教育環境の充実

 

⑥2/27(月)13:00~14:00 

学校・家庭・地域の連携による教育力の向上より

●ネットワーク型の学校経営システムの拡充

 

⑦3/27(月)20:00~21:00 

学校・家庭・地域の連携による教育力の向上より

●幼保小中連携の推進

●児童・生徒の安全・安心の確保

 

 

【4月~6月】

・予算決定の仕組みを学ぶ

・要望実現のさせ方を学ぶ

・実態調査

・重点要望(要求)を5つにしぼる

 

【7月~8月】

・会でまとめた重点要望(要求)を市議会議員や市長選候補者に送り、回答をいただく。

⇒市民へ公表する

・候補者の対面シンポジウムも検討

 

 

第4月曜日を予定しています。(時間調整中)

※Zoomにて開催。コロナの状況により対面での開催も検討

 

知ることが第一歩!耳だけ参加もOK♪

後日、報告に目を通すだけでも歓迎です。

 

当日のZoomリンクや資料は「立川の学校教育を考える会」公式LINEで配信します。

https://lin.ee/NkpYCBt

 

※定例会は記録をとるため録画します。ご了承ください。

 

 

 

立川の学校教育を考える会についてはこちらをご覧ください

 

 

 

 

 

 

★★おしらせ★★
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