立川の学校教育を考える会

10/24に第2回定例会を開催したので報告します

 

 

 

 

立川市学校教育の指針より「学力向上」について、基本方針、基本施策を知り、意見交換を行いました。

 

 

資料はこちらから閲覧できます

 

 

~*~* 話題より関連サイトや資料をシェア~*~*~

 

●体験型英語学習施設について

東京・立川に体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY GREEN SPRINGS」を2023年1月オープン予定! | TOKYO GLOBAL GATEWAY オフィシャルサイト (tokyo-global-gateway.com)

 

 

●文部科学省「諸外国の教育統計」令和3(2021)年版

「諸外国の教育統計」令和3(2021)年版 (mext.go.jp)

 

 

●2013年の記事より「日本の小学校の学校規模」

「小さな学校」「小さなクラス」が世界の流れ (kantendokoro.com)

 

 

●外務省のサイトより「世界の学校を見てみよう」

(キッズ外務省)世界の学校を見てみよう!|外務省 (mofa.go.jp)

 

 

~*~* 参加された方の発言より抜粋 *~*~

 

●学力の差が気になる。授業はどこに合わせているのか。クラスの人数が多すぎるというのが一番思う。習熟度別に分かれたりもしているみたいだけど、上のクラスだと塾に行っている前提でやっているような授業があったり。平均的な学力をつける、ということなら、上の子はつまらないし、下の子は大変だし、というところが気になる。

アメリカ・シカゴの公立小学校に行っていたときは一クラス20人前後。その中で4~5のグループにわかれて活動したり。日本の学校のイメージはクラスの人数が多くてびっくりした。

 

●宿題の量の多さが気になる。児童期に一番大事なのは勉強嫌いにさせないことかなと思う。やらされている勉強、点をとる勉強になることが多く嫌いになってしまう。宿題も「宿題しない、勉強しない」で子どもとバトルになっているという話を最近よく耳にする。学ぶって楽しい、知るって楽しいなのに、手を取るための勉強のために、学ぶことが嫌いになってしまって本当の意味での学力がつくのかな、って思ってしまう。子どもたちが目をキラキラさせながら勉強できる環境ができたらいいと思う。

 

●低学力層の子もわかりたいという気持ちはあるが、ついていけないという苦しみがある。

塾だと1学年下の勉強をやらせると、わかってやる気持ちも出てくるが、現実に中間テスト、期末テスト、受験があると、それに間に合わせなきゃいけないというところがある。本当は時間がいるのに。

学年の壁をとっぱらって学習できる場があればいいと思う。習熟度別は同じ学年の中でなので、学年よりもっと下げないと楽しく学べない子たちがいる。

 

●英語の4技能を得意にするってそれもプレッシャー。英語の中で何がその子に一番秀でているのかをもうちょっと評価する仕組みがあると励みになるのかな。

 

●コロナ禍でメンタル的に学校に行きづらくなったり、行けなくなったりが増えている。起立性調整障害で朝、起きられないとか。そういう子のケアの必要を感じる。スマホの使いすぎも気になっている。

今の教育の仕組み自体が破綻している感じがする。先生だけに何とかしてもらうのではなく、できる人たちで子どもたちのケアをしてあげないといけないと感じている。

 

●現場の学校の先生たちが足りていない、その分、今いる先生がたに負担がかかっていて新しいことをする余裕もない。子どもたちに対して前向きな先生ほど追い詰められているというのを行政の方からも聞いている。実際、昨年、とても熱心でとてもいい先生が病んでやめてしまった。そういう状況を考えると、学校以外の、学校が委託して放課後に誰でも来ていいよという学びの場があればいいのにと思った。

 

●教育現場で先生に対する子どもの数が多すぎるというのを感じている。発達凸凹がある子に合う教育環境はどんなものがあるのだろう、と海外の先進国、途上国も含めて教育環境を調べたことがある。先進国でだいたい20人前後くらい。日本はなんでこんなに戦後の教育体制のままで、弊害も起きているのに変えずにきているんだろうと疑問を感じている。

 

●先生の数が足りていない。指導要領読んでやらなきゃと思っていても、できない状況がそこにあるというのを小2の息子の授業参観を見たりしながら思う。教員の友人が多いので話をきくが、やっぱりそこがすごく大きいと聞く。

家庭環境、個の育ちや特性はバラバラなので、そこを補うのに教員の数が足りていない。タブレットのこと、心のケアのこと、すべて人が足りていればもう少しケアができる。

 

●今日、Twitterで「心の病」というのがトレンド入りした。20代の教員の辞職率、自殺率が上がっている。心ある教員が現場でつらい思いをして職場を離れる、自ら命を絶つ人が多いということがトレンド入りしたというのが考えさせられる。

国でやっていかなきゃいけないレベルのことが今現場で起きている。子どもたちはもちろんだけど、現場で働く教員のケアも同時にやっていかなきゃと思った。

 

●立川の教育指針の文言の中に「態度」がすごく出てくる。態度は人から見てどうかと言うところになるので、「態度」っていう文言はいらないんじゃないか。態度を求めないでくれれば先生の注意も減る。先生を型にはめようと周りがしてしまっている枠組みなのかな、と思った。

 

●小学校で「立川パワーアップ」というのがあって、足りていない学習があるときは水曜日の放課後、非常勤の先生が学習の補填を希望制でしてくれる。うちの子は下の学年の学習からやって問題が解けるから楽しい、とすごい伸びた。

 

●先週、進路説明会があり、調査書で今年から出席しなければならない日数、欠席の日数のところが削除になると聞いた。学校に行けない子にも評価のチャンスがやってくるのかなと思った。

 

●英語スピーキングテストの導入も大問題だと思っている。模擬問題を受けたが、慣れていないと時間内にできない。英語スピーキング力を測れないと思う。

 

●学力っていいながら人間性も求めていたりするので、学力って何だろうというのをもう一度考えなきゃいけないと思った。

 

●今年、国で子どもの基本法ができたり、東京都で子どもの基本条例ができていて、すべての子供に関わることは子どもの意見を聞こうということになっている。教育の場面でも、大人が教育を受けさせる義務があるけど、子どもは教育を受ける権利があるので、今の話をきいていると、本当に子どもの教育を受ける権利が侵害をされているのが今の現状なんだなって思った。改善していかなきゃいけない。

 

●学校に行きたいけどいけない子どもたちは、教育を受ける権利を侵害されているんだ、と、教育行政の方たちは肝に銘じてほしい。

 

 

 

 

~*~* 立川の学校教育を考える会 *~*~

 

理想と現状を知って

「その子どもにとって最もよいことは何であるか」

を第一に考える大人を増やしたいし、

なにより、私がそういう大人でありたい!と思って

仲間を募っています。

 

当日のZoomリンクや資料は「立川の学校教育を考える会」

公式LINEで配信します。

https://lin.ee/NkpYCBt

 

 

~定例会のご案内~

 

①9/26(月)20:00~21:00(終了)

②10/24(月)13:00~14:00(終了)

③11/28(月)13:00~14:00

④12/19(月)20:00~21:00

⑤1/23(月) :   ~ 

⑥2/27(月) :   ~ 

⑦3/27(月) :   ~ 

  

以降、第4月曜日を予定しています。(時間調整中)

※Zoomにて開催。コロナの状況により対面での開催も検討

 

知ることが第一歩!耳だけ参加もOK♪

後日、報告に目を通すだけでも歓迎です。

 

当日のZoomリンクや資料は「立川の学校教育を考える会」公式LINEで配信します。

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※定例会は記録をとるため録画します。ご了承ください。

 

 

 

立川の学校教育を考える会についてはこちらをご覧ください

 

 

★★おしらせ★★
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