随分と前に録画していた「用心棒」世界の黒澤明監督作品ですね。誠に遅ればせながら今頃観ました。それも退屈しのぎに録画リストを眺めていたらあったので、という大変失礼な視聴者です。すみません。題名は存じ上げていたんです。大昔から。
画面がどれもこれも一枚の名画のように綺麗でした。パラパラ漫画ではないんだけど、主人公の三船敏郎が歩いているシーンのどこを切り取っても絵になっている。110分間、綺麗な絵を見続けた感じ。水墨画。
三船敏郎は何してても絵になるね。
一番気に入ったところは飯食ってるところです。長い箸で飯をかっこむところがいかにも用心棒稼業。かっこいいよ。
きっと、当時は世界中の男が三船敏郎をかっこいい!と思っただろう。
で、実は私のお気に入りは加東大介。亥之吉です。
昔の映画には必ず出ている、と言っても過言ではない!と思っているのです。実は、私。推しってわけではないけど、加東大介が出ている作品は名作、安定、なのです。
話変わるけど、吉屋信子原作の「鬼火」。
加東大介はガスの集金人で、困窮の人妻にガス代の代わりに体を要求する役でした。
銭湯で妄想にふける演技、最高だよ。見てみてね。
明るく単純な亥之吉も最高。
「用心棒」三船敏郎と加東大介ばっかり見てたなあ。