NHKBSで1966年製作のモノクロ映画を録画していたので観た。山崎豊子原作「白い巨塔」主演は田宮二郎。財前五郎だ。
開腹の手術シーンはモノクロだから見れるけど、ちょっと衝撃的。
まだ看護婦と呼ばれていた時代だから、看護師さん達は皆ナースキャップをかぶっている。もうナースキャップかぶっている看護師さんも見かけないなあ、と眺める。
当時の有名な俳優さん達が医師会だの医大だの医局だののお医者さんを演じていて半分以上誰が誰だか分からない。終了後の紹介で分かった俳優さんもいた。
その中に滝沢修がいた。東都大学医学部第二外科教授の船尾巌だ。
最初なんとなく観ていたので誰か分からなかった。
しかし裁判の証言シーンが圧巻だった。よく通る声。腹の底から発生している声だ。堂々とした佇まい。裁判官も弁護士も負けてる。まあ、そういう脚本だから。
思わぬところで、憧れの滝沢修様に会えて眼福だった。「わが生涯のかがやける日」でお初にお目にかかってからずっと推しです。
でも、なんせもうお亡くなりになってるからあんまりお見かけできなくて。
そして、いつか滝沢修の吉良上野介の映画を観たいと切に願っているのだ。