どちらも吉川英治原作の人形劇「平家物語」(1993年)とBS時代劇「鳴門秘帖」(2018年)。EテレとBSで再放送中。
面白い!
何が面白いって、どちらの作品も女性がいっぱい出てくるのだけど、色んなタイプの女性がそれぞれに魅力的なのです!
どの人も(平家物語は人形ですが)一生懸命で健気で芯がしっかりしていて強さもあっていいの。揺らがないのよ。
時代劇だから、どうしたって女性の立場は弱い、設定なんだけど、その中で精一杯自分を持って行動しているところがきらきらとした輝く魅力を放っている、ように感じながら観ています。
男性陣は武士だったり坊さんだったり忍者だったりお公家さんだったり、とそれぞれ頑張っている(特に山本耕史と武田真治と袴田吉彦)のだが、なんちゅうの?いい女に惚れられてないと男が上がらない、というか、微妙な感じ。
あ、平清盛は権力者なので好き放題やってますな。まあ、それだって時子がいるからできるのよ。
男って筋肉持っているから社会も持っているから一見すると強い立場のようだけど、でも、いい女に惚れられていないと弱いのかもしれない。色々な意味で。
なんて考えながら観ています。
諸行無常、だぜ。