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昨日再び妹夫妻がお手製の弁当を携えて、雨の中を来てくれた。

この頃は休薬しているせいで、味覚異常や口内炎は収まってはいるが、癌巣が大きくなっているらしく37℃以上の微熱が日常的になり、寝ていることが多くなった。

時として39℃近くまで上がることもあってそんな時は全く何もできなくなってしまうのだが、茨城で自営する内妻と多摩団地に住む妹とがしょっちゅう連絡を取り合って文爺の面倒を見てくれている。

この妹の豪華弁当はこれで2回目だが、今回も夏らしい大御馳走揃いだ。

写真右手前から反時計回りに、野菜とミニ雁擬きの炊き合わせ、油淋鶏と茄子の中華蒸し、冬瓜の海老銀餡、ピーマンの塩昆布和え、ホウレンソウお浸し、う巻き卵。そして飯は雲丹と鮑の入った苺煮御飯だ。

このご飯は我々が、今は亡き八戸の叔母”勢ちゃん”にご馳走になり教わったもので、八戸の名物いちご煮を炊き込みご飯に応用したものだ。これ一品だけで文爺にとっても味わい深いメニューだ。

いちご煮は雲丹と鮑を潮汁にしたもので日本一美味い吸い物と言ってよい。雲丹が煮えてクルンと丸まった形から苺煮というようだ。学生の頃種差海岸で頂いた味は今でも舌に蘇る。

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日本観光振興協会HPより

妹夫妻が帰ってから蓋をあけて箸をつけたら、いつの間にか完食していた。

いつもありがとう、ご馳走様でした。