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巻鰤(まきぶり)というもの。能登の名産だそうだ。先日母が金沢へ行った時の土産。

鰤を皮付きのまま柵取りし、塩を振って水分を適度に抜いてから藁苞にくるんで乾燥させたものということだ。

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開けてみるとこんな風になっている。本来は直接藁で包むもので結構固い仕上がりになっているものらしいが、これは一旦プラスチックフィルムで脱気包装してから包んである。これだと適度に柔らかさが保たれ、脂質の酸化も防げるが、藁苞でくるむ意味は有るのかしらん。内容量は70g。

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先日友人が来たので、酒の当てに斜めそぎ切りにして酒を振りかけて出してみたら好評だった。飯のおかずにはどうだろう。

わが故郷金沢辺りではこのように古くからの魚の保存食はいろいろある。鰤は正月を迎える大事な魚だ。雑煮にも入るようだ。(文爺は三歳で北海道へ移った)

以前糠を使ったイワシやサバのコンカ漬け、ヘシコ、フグの子の糠漬け、などを紹介したが、珍しいところでフグの皮付きの卸し身を乾燥して酒粕に漬けた、フグのスジなんて手の込んだものもある。

何れも酒の良い御供だ。