Amazon Prime Videoでの映画鑑賞376作品目は「告白 コンフェッション」でした。評価は 6 / 10。漫画で読んだ記憶がありますが、漫画で読んだ時はもう少し面白かったと思うのですが…
🎬 あらすじ
大学の山岳部OBである浅井とジヨンは、16年前に遭難死した同僚・さゆりの慰霊登山に出かけますが、猛吹雪に巻き込まれて遭難してしまいます。
死を覚悟したジヨンは、極限状態の中で重大な罪を告白——「さゆりを殺したのは自分だ」と浅井に明かします。しかしその直後、目の前に救助の山小屋が現れてしまい……。気まずい空気の中、閉じ込められた密室で互いの疑心暗鬼と狂気が爆発し、命がけの夜が幕を開けます。
💡 ココが見どころ!個人的な感想・考察
あらすじ通りの衝撃的な導入から物語はスタートし、山小屋という極限の密室空間で2人の壮絶なバトルが繰り広げられる映画です。ただ、鑑賞を進める中でいくつかの引っかかりや物足りなさも感じられる作品でした。心理描写が薄くホラーバトルになってしまっている点が大きいと思います。
1. ツッコミどころの多いサバイバル・ホラー展開
山小屋での攻防が物語の中心となりますが、アクションやホラー演出が過剰でやや大雑把な印象を受けます。特に気になったのは身体的なリアリティです。遭難初期から足を壊滅的に負傷しているジヨンに対し、主人公の浅井は無傷。圧倒的な戦力差があるはずなのに、なぜかジヨンが怪物並みに強く、一方的なバイオレンスホラーのような展開が続くため、リアリティの面で少し首をかしげてしまいました。それはあとで解消されはするのですが…
※ここからネタバレを含みます
2. 原作(漫画)との決定的な違いとアレンジの違和感
物語の後半、怒涛のバトルが「実は主人公の罪悪感からくる妄想をかなり含んでいた」という種明かしがなされます。しかし、映画版ではこの心理描写やキャラクター設定の深掘りが不足しており、今ひとつ展開にしっくりときません。
- 犯行の動機が見えにくい:ジヨンがなぜさゆりを殺害したのか、映画では説明不足なまま進みます。
- 主人公のキャラクター変更:原作では「ジヨン(石倉)がクズで、主人公は普通の善人」という明快な構図でした。しかし映画版では、主人公側が一番の“クズ”として描かれており、心理的な軸がブレてしまっています。
好意的に解釈すれば、「お互いに重い業(罪)を背負って生きてきたからこそ、一緒に追悼登山をしていた」というダークな絆を描きたかったのかもしれません。しかし、映画の尺の中で、心理描写よりもひたすらオカルト的なホラーテイストの演出が優先されてしまい、人間の業の深さやサスペンスとしての深みが伝わりきらなかったのが惜しいポイントです。
3. 総評:サクッと観られるスリラーとしてはアリ
両者ともに救いようのないキャラクター造形になっているため、後味の悪さも含めて「全員クズのB級ホラー映画」として割り切って観る分には、この結末も納得がいきます。ただそう割り切るにはキャストが大物です。
重厚な心理サスペンスや原作通りの展開を期待すると少し肩すかしを食らいますが、7コンパクトな上映時間でもあるので「暇つぶし」にはぴったりの一作です。
映画試聴用にVRグラスの購入を検討中・・・





