Amazon Prime Videoでの映画鑑賞383品目は「異端者の家」でした。評価は 7/10。「いかにもA24ホラー」という空気感が漂う作品でした!
🎬 あらすじ
モルモン教の若き女性宣教師であるシスター・バーンズとシスター・パクストンのふたりは、信仰を広めるための戸別訪問中、小雨が降る中で一軒の民家を訪れる。
出迎えたのは、親切そうで知的な雰囲気を漂わせる中年男性、ミスター・リード(ヒュー・グラント)。「妻が手作りのパイを焼いているから」という言葉に安心し、ふたりは家の中へ足を踏み入れる。
しかし、温かい紅茶と会話でもてなされる中で、リードの投げかける問いは徐々に歪みを帯びていく。世界の宗教史や信仰の矛盾を突く彼の異様な講義に圧倒され、不穏な空気を感じ取ったふたりは帰宅を試みるが、すでに玄関の鍵は閉ざされていた。
逃げ場のない密室で、リードが彼女たちに突きつけたのは「信仰(BELIEVE)」と「不信仰(DISBELIEVE)」と書かれた2つのドア。命と信仰心を試す、恐ろしい試練の幕が上がる——。
💡 ココが見どころ!個人的な感想・考察
圧倒的な見どころである前半の会話劇から、一気に様相が変わる後半の展開でした。
1. 前半:知的(に見える)インチキ宗教論争が圧倒的に面白い!
真骨頂は、間違いなく前半パートの密室ディベートです。
おっさん(ミスター・リード)が振りかざす宗教論は、一見すると「徹底的に勉強した知識」のように見えますが、どこかネットで聞きかじったような底の浅さや、知的なマウントを取りたがっている感をわざと残したホントに絶妙な仕上がりになっています。一方で、若いシスターふたりは異様な圧迫感に怯えながらも、必死でその論争につきあわざるを得ない……。おっさんのマウントのウザさとうさん臭さと、このふたりの健気さと悲しさが緊迫感を生み出しており、引き込まれました。
※ここからネタバレを含みます
2. 後半:サイコホラーパートへの突入と、少し残念な展開
物語が後半に入ると、それまでの静かなディベートから一転してホラー・スリラー展開へと移行します。
このおっさんの正体は、筋金入りのサイコパス。新興宗教のシスターを言葉巧みに誘い込んでは捕らえ、家に閉じ込めて恐ろしい実験を行っていたのです。ここからは「サイコパスおじさん vs シスター」の直接的な対決・脱出劇が始まります。
ただ、前半の「言葉で追い詰められる恐怖」が素晴らしかった分、後半のホラーパートに入ると、ありきたりで雑な展開に落ち着いてしまった印象でした。
まとめ
前半の心理的な駆け引きのクオリティが高かっただけに後半の失速感は少し惜しいものの、「A24らしい癖のあるホラー」として見ごたえ十分ではありました。気になっている方はぜひチェックしてみてください!
📝 編集後記・ひとりごと
最近、映画鑑賞用のプライベートシアター環境を作りたいなと思い、VR/ARグラスの導入を検討中です……!







