【文学座NEWS】
NHK 特集オーディオドラマ『さざ波のみち』
~あの雲の先 薄日さす野の路 百重の山並み 翡翠の鈴の白馬ゆく~
8月13日(土) 午後10時~午後11時(全1回)
【あらすじ】
奈良時代、国土の東西を結ぶ大規模な道が造られ、その要所には、馬が鈴を鳴らして行き交い、朝廷と地方の国府との間で情報を伝達するための駅逓制度が整備されていた。言わば古代の“道の駅”である。
物語の舞台は、瀬戸内海に臨む安芸の国(現在の広島県)。宮島の対岸に暮らす少女トトメ(井上小百合)は、肥後の国から旅してきたクマゴリ(入野自由)たちと出会う。駅家(うまや)の長である父、宿奈麻呂(平田広明)は、無位無官の一行を宿泊させることを拒むが、せまる嵐の気配にトトメは独断で彼らを泊まらせる。そのことが、思いがけない運命をもたらすとも知らずに……。
万葉集に収められた歌から着想を得て繰り広げる古代ロマン。
おたのしみに。