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文学座公演『セールスマンの死』作:アーサー・ミラー、訳:酒井洋子、演出:西川信廣。2013年2月22日~3月5日。あうるすぽっとにて上演。

こんにちは。
千田美智子です。


昨日千穐楽を無事に迎える事ができました。
名作と言われるアーサーミラーの『セールスマンの死』本当に手強かったです。
稽古場からずっと緊張感に包まれた現場でした。
足音一つが気になる。
物音一つが気になる。
そんな作品創りでした。
それは劇場に入ってからも変わらず、東京での14ステージ全てが緊張感のある公演でした。


昨夜の打ち上げでは緊張感から解放され、スタッフ出演者ともにねぎらい合う事ができました。


多くのお客様に、この奇跡の14公演をお立ち会い頂けたことに心より感謝致します。


近代古典の『セールスマンの死』が今を生き抜く私たちの心や生活にここまで、身近であったとは。初日。カーテンコールを終え、幕が降り、楽屋で共演者のみんなが、目に涙を浮かべお互いにハイタッチをしたときに、この座組の結束の強さ、稽古場から培ってきたものの大きさを感じました。同時に「千穐楽まで行けるぞ!!」と感じたあの瞬間を私たちは忘れないでしょう。



いい作品に巡り合えた事。
そしてこの作品をずっと大切にして行きたいと思います。



また、どこかで文学座『セールスマンの死』をお目にかける事が出来ますよう。
出演者、スタッフ一同精進して参ります。


それでは、また、お会い出来ます日まで。
ありがとうございました。



千田美智子