昨日のブログ、第一稿からは半分くらいカットしたのですが、それでも長かったですね。
今日は頑張って短くしたいのですが、なんせ全部本当に思ってることなのでカットしづらいんです。


頑張ります


それでははじまりはじまり~。


~~演出助手の心の中~~


女神、平体まひろしゃんによって、ワシはジジイになってしまった・・・。

まあええ・・・もう満足じゃ・・・あとはもうジジイらしく昆布茶でもすすって終わりを待とう・・・。





????

••••••おや!?
マトハヤのようすが•••••••!



おめでとう!マトハヤは
オクダイッペイに進化した!



俺が?
奥田一平に進化した••••!?




どういうことだっ!!?

俺が奥田一平になっちまった!!??



ビシッ!!!!

いてぇっ!



ビシバシビシィィッッ!!

ぐ、ぐわああああああっ!



なんだなんだ?
奥田一平になった瞬間からビシバシと何かが体中に当たり、痛みが突き抜けるっ!!!

痛みだけじゃない、ありとあらゆる何かが体中を駆け巡るっ・・・!!

・・・わかった・・・
・・・わかったぜ!!!



この体中を駆け巡るモノの正体は、奥田一平が今舞台上で感じているモノ!!

奥田一平が感じたものがそのままこちらにも感じられてしまうのだっ!!!

あいつがありとあらゆるモノを周りから感じているから!!
感じまくりだからっ!
それが伝わりすぎて
俺は奥田一平と同じになっちまったんだぁぁああっっっ!!!!


まさか、役者ではない俺を、演出助手の俺を、役者・奥田一平と同じにしちまうなんてなあ・・・。



まあいい、いいとしよう…

悔しいが、奥田一平としてこれからは生きていってやろうじゃないかっ!!!

クックッ、後悔するなよ一平!!
本物のお前を超えた奥田一平になってやるからなあっ!

奥田一平王に、俺はなる!





グシャァァァっっっ!!!
!!!!!!!!!!!!





嘘だろ???

・・・体が潰された・・・

考えてみれば、そりゃそうだ。

本物の奥田一平だからまだ立っていられたのだっ!



彼女の圧に耐えきれず潰れてしまった俺。。。
偽・奥田一平の俺には荷が重かったんだ・・・!!!


そう、奥山美代子さんと向かい合うのはっ・・・!!



ぐぉぉぉぉぉっっっ!!!
なんだこの圧は!!!
一瞬で重力を万倍にされちまったかのような圧だっ!

だめだ、息が出来ないっ!

奥山さんの深い深い怒りと悲しみを備えた圧が、体を押しつぶし息すらできない・・・!

チラリと見上げれば、重力の中心はやはり奥山さんなわけだ・・・!!

つまりよぉ・・・!
重力の中心の奥山さんが一番圧がかかってるってことだあっっ!!!!

自ら発した超重力で自ら一番苦しい中心に身を置き、その二本の脚で踏ん張り立っている。

その細く美しい姿、どうしてそんな圧が生み出せて、どうして立ち続けられるというのかっ!!!

逃げたいっ!
が、むしろその姿に引き寄せられるっ!!!!!

schwarzes lochか!!!!
黒洞か!!!!
ブラックホールか!!
苦しい、息ができないっ!


消える、、、奥山さんに飲み込まれて、俺が、消える、、、!!!




え・・・?





いま、一瞬だけ、肺に息が入り込んできた・・・。

奥山さんから発される圧は変わらない。

だが息ができた。

ヒュッ

まただ!
空気が肺に入ってきた。



これは、知ってるぜ・・・
奴が来たんだっ!!!

そう、無限の呼吸を支配しながら、常に変化を起こしていく男!

中村彰男さんだっ!!!

俺は実は中村彰男さんに勝手に二つ名をつけている。

しかも相反する二つ名を二つつけている。

一つは「ゲームマスター」
一つは「反物質生成者」


俳優たちの意思や呼吸をくみ取り無限の呼吸でそれを受け、方向性を作り出していく・・・ゲームマスター

このゲームマスターの超能力のおかげで、俺は今一瞬息を吸わせてもらっているんだろう・・・!

奥山さんの超重力の間隙を縫って俺が呼吸できる間を作り出しているのだっ!!



ありがてぇっ・・・!!



奥山さんに引き寄せられていたいと思いつつも、このままじゃ息ができなくて死んじまうところだった!!

死んだら元も子もないっ!

ありがてぇっ!!!


だが・・・そうだ・・・ゲームマスター中村彰男とは氏の一面でしかないっ!!

いやむしろ、ゲームマスターの面は仮初めだ・・・!

奥山さんのブラックホール演技にこちらが耐えられるように助け船を出したように見えるが、その実は違うっ!!!!

もっとも俳優さんたちの熱量が溜まった瞬間、その瞬間にこそ彰男さんは仕掛けてくるっ・・・!!!


来た・・・!!

来たぞ・・・!!!

反物質の生成からの対消滅じゃあああああっ!!!!


とにかく、大爆発じゃあああああっ!!!!!!!!













吹き飛ばれた


宇宙の彼方



魂だけが彷徨う世界、宇宙の終わり、もう俺に出来ることは何もない・・・。






「あるぜ」






声が聞こえる・・・???



「お前に出来ること、あるぜ」




優しい声だ。


ずっと聞いていたい。


でも、もう俺には何も出来ない。
何の力も無いっ・・・!!




「分かった。お前がそう言うならそれでもいい・・・」




え?いいの?
じゃあこのまま、もう・・諦めて・・・




「それでも俺は、みんなきっと何かが出来るって信じてる。お前も出来るって信じてる・・・!!」




・・・・・・そうかな?



「そうさ、だから」



だから?


「俺の芝居を見てくれっ!」








はいぃぃぃっっっっ!!!
見ますぅぅぅぅぅっ!!!


亀田佳明さんの芝居!見ますぅぅぅぅっ!!!!!!

かっこよすぎて鼻血でますぅぅぅぅーーーー!!!







こうして、演出助手マトハヤの心の中では、すったもんだがありつつも、だいたい毎日最後は鼻血を出している。

たまに本当に出てないか心配になって鼻を触ってしまう。


これらは完全にノンフィクションです。


こういうこと思わされちゃうんです、みんな素敵だから。




まだまだみんなについて語り足りませんが、ひとまず演出助手はここで去ります。

しかし、演出助手は永遠に不滅です。

俳優がいる限り、第二、第三の演出助手が現れることでしょう。。

ほら、そこの俳優さん。

あなたの後ろにも演出助手が・・・・・・・・・・



的早孝起