稽古期間、稽古時間は同じ劇団でも作品によって演出家によって違うのですが、今回の『昭和虞美人草』の稽古は、通常の公演の稽古期間より日数的にはほんの少し長めになっております。

 

というのも、事務所の営業時間短縮にも合わせて、1日の稽古終了時間が遅くならないように、1日の稽古時間が短めになっているからです。

 

稽古時間が短いのと長いのではどちらが良いか…?

 

これはかなり難しい質問です。

 

稽古時間が短ければ、早く家に帰れるからいいではないかと思われがちですが、稽古時間が短いということはそれだけ俳優はしっかり準備をしてこなければならないということになるので、逆に家に帰ってからは気が休まるどころか翌日の稽古のための準備に時間を費やすことになります。

 

ちなみに僕個人は、短時間集中型の稽古のほうが好きです。

 

 

稽古初日からはまず読み合わせ稽古なのですが、文学座は読み合わせ稽古が長い傾向にあります。

今回の『昭和虞美人草』では、読み合わせ稽古は10日間ありました。

作品によっては2週間ほど読み合わせをする場合もあります。

 

僕個人の文学座以外での経験では、読み合わせは稽古初日のみで、稽古2日目からは立ち稽古という現場もありましたし、稽古開始から一週間ほどで通し稽古になった現場もありました。どの作り方も面白いなと思いましたし、良い経験になりました。

 

僕個人の話ですが、今回の『昭和虞美人草』で文学座公演への出演は8年振りでして、特にここ数年は稽古の進行が速い現場に関わることが多かったため、今回は文学座らしい稽古進行に懐かしさを感じながらも刺激的な稽古を送らせてもらっています。

 

ということで、今回は読み合わせの時に撮った画像をお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は、読み合わせの最後の3日間くらいは、演出家の提案で、机を取っ払って半分立ち稽古のようになっていました。

 

次回からは『昭和虞美人草』の作品について少しずつ紹介していこうと思います。

 

 

チケット前売開始は2月17日です。

ちょうど一週間後となりました。

今回、客席は50%で上演するため、席数が限りがございます。

すぐに満席となってしまう可能性がありますので、チケットのご予約はお早めに。

 

 

小野清三役 植田真介

 

 

文学座公演  

『 昭和虞美人草 』    

作:マキノノゾミ
演出:西川信廣
   

【出 演】
早坂直家、植田真介、斉藤祐一、細貝光司、上川路啓志、
富沢亜古、伊藤安那、鹿野真央、髙柳絢子、平体まひろ


3月9日[火]→3月23日[火]
会場:文学座アトリエ
一般前売開始  2月17日(水)

[地方公演]
3月27日[土]~29日[月]
会場:可児市文化創造センター

 

 

映像配信もございます。

映像配信の視聴チケットは2月17日12時より販売開始。

 

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