こんにちは、西村知泰です。
 
 
 
下の名前は
「ともひろ」
と読みます。
 
 
よろしくお願いします。
 
 
『田園 1968』のなかでは
藤堂真一(とうどう しんいち)
という名前の大学生を
演じます。
 
 
真一は
東京から地方にやって来て
なりゆきで
田園生活をすることになる
若者です。
 
 
出演者の一人が
「この芝居
"真一の真夏の夜の夢" だよね」
と言っていましたが
 
たしかに
そういう見方もできると思います。
 
登場人物それぞれに
世代や立場
葛藤があり
 
誰の視点に寄り添って
観るかによって
かなりちがった表情を見せる劇だと
思います。
 
 
どうかひとつ
よろしくお願いします。
 
 
 
 
 
さて
ブログ一周目は
「わたしの原風景」
というテーマで
お送りしています。
 
 
普段は
「あの景色こそが俺の原風景なのだ」
なんてこと
意識しながら生きてませんので
ちょっとむずかしいテーマです。
 
 
でも僕にも
忘れがたい景色
というものがいくつかあります。
 
 
原風景と呼ぶには
ずいぶん大人になってから
出会った風景ではありますが
 
これまでに見たなかで
もっとも素晴らしい景色
のひとつとして
よく思い出す景色について
書きたいとおもいます。
 
 
 
 
ここで
突然のクイズです。
どん。
 
 
日本の最高峰は
富士山。
 
では
「2番目に高い山」は
どこでしょう?
 
 
 
僕はとくべつ
登山愛好家
というわけではないですが
標高第1位〜第3位の山には
登ったことがあります。
 
どれも
文学座の研究所時代の
友人たちと登りました。
 
 
 
 
クイズの答えです。
 
 
国内で2番目に高い山は
 
南アルプスの
「北岳」(きただけ)
です。

 

 

 

 

 

 
そして
僕が今までに見たなかで
もっともすばらしかった景色のひとつ
それが
 
「北岳の山頂で見た朝日」
 
です。
 

 

 

 

 

 

 

 
 
こんなスマホで撮った写真では
伝えきれませんが……
 
 
太陽がすぐ目の前で
燃えさかっていて
本当に
炎をあげて燃えさかっていて
 
 
その圧倒的な光景に
しばしボー然とし
 
 
この景色を
一瞬たりとも見逃すまいと
大きく目を見ひらいて
色彩豊かな
偉大な炎を見つめていました。
 
 

 

 

 
 
 
 
動画も撮ったのですが
 
「ほら、見て、あのへんの、
グラデーションが、あの、青の、ほれ」
 
という
語彙力を登山口に置き忘れてきたかのような
僕の声が録音されていました。
 
 
きれいなけしきをまえにすると
きっと人間はことばをうしない
目をまんまるくして
ほんたうに
立ちつくすことしか
できないのでせうねえ。
 
 
あ、
宮沢賢治みたいな口調になっちゃった。
 
 
 
 
北岳で見た
朝日のすばらしさが忘れられず
その翌年
標高第3位の
「奥穂高岳」(おく ほたかだけ)
にも登頂しました。
 
 
そのときの写真が
こちらです。
 
 

 

 

 

 
 
 
登ってるあいだ
ずぅーーーっと天気がわるくて
いっさい太陽を見ることができませんでした(笑)
 
北岳よりもはるかに
けわしい岩場がつづく山で
大変な思いをして登ったのですが。
 
朝日、見たかったなあ〜。
 
 
 
しかし
これもまた、自然。
 
 
山を相手にした
博打みたいなものです。
 
そういえばそんなせりふが
今回の劇のなかにもあります。
 
 
 
 
ちなみに
富士山に登った日は
尋常ではない大嵐でした。
 
経験したことのない強風に
僕たちはみんな言葉を失い
 
同期の杉宮匡紀は
サイズの合わないシューズを履いて来たせいで
足の親指の爪を失いました。
 
 
今となっては
良き思い出です。
 
(爪は1年後には生え揃ったそうです)
 
 
 
 
 
 
最後にまたクイズです。
第2問。
どどん。
 
 
今回の劇のタイトルにも入っている
「1968年」
にまつわるクイズです。
 
 
サウナ好きの人たち(=サウナー)
を描き
のちにドラマ化され
昨今のサウナブームの火付け役となった
サウナーのバイブル
マンガ『サ道』
の作者は……
 
 
 
「タナカカツキ」さん
ですが
 
 
元々はサウナが苦手だったタナカカツキさんに
サウナの入り方を教えたとされる
1968年生まれの
俳優さんは誰でしょう?
 
 
 
 
「1968年にまつわるクイズを考えて」
とオーダーされて
こ、こんなカルトクイズしか思いつきませんでした。
あんまり1968年にまつわってなくて
す、すみません。
 
 
 
 
 
 
 
答えは
 
三宅弘城さん
 
でした。
 
 
三宅さんは
ドラマ『サ道』では
メイン・サウナーのひとり
「偶然さん」を演じられました。
 
 
 
1968年にまつわるというか
サウナにまつわっちゃいましたね。
 
 
 
今日はこのへんで。
どうかお身体に気をつけてお過ごしください。
 
西村ともひろでした。
 
 
 
 

=====

 

文学座公演

『田園1968』

 

作:東 憲司

演出:西川信廣

 

2022年6月17日(金)〜25日(土)

新宿南口・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA

 

5月14日(土)一般前売スタート

10:00〜オンラインチケット先行

11:00〜電話予約

公演HP:http://www.bungakuza.com/denen1968/index.html

 

 

 

 

◆出演:新橋耐子、加納朋之、高橋克明、郡山冬果、越塚 学、岡本温子、西村知泰、磯田美絵、武田知久

 

◆スタッフ:美術/石井強司、照明/塚本 悟、音楽/上田 亨、音響/中嶋直勝、衣裳/山田靖子、舞台監督/岡野浩之、演出補/西本由香、制作/梶原 優、最首志麻子、白田 聡、宣伝美術/太田克己(太田事務所)、イラスト/徳永明美

 

◆公演スケジュール

6/17(金)18:30★

6/18(土)13:30

6/19(日)13:30◎

6/20(月)18:30★

6/21(火)13:30

6/22(水)13:30

6/23(木)18:30

6/24(金)13:30◎

6/25(土)13:30

★=夜割

◎=終演後、アフタートーク開催。

6/19(日) 永島敏行(俳優・青空市場代表)、西川信廣(演出)

6/24(金) 東 憲司(作)、石井強司(美術)

 

◆チケット料金(全席指定・消費税込)

一般6,200円

夜割4,500円(6/17、20の回限定)

夫婦割11,000円*

ユースチケット(25歳以下)3,800円

中・高校生2,500円*

 

*=取り扱いは文学座のみ

・ご観劇当日、ユースチケットは年齢を証明するもの、中高校生は学生証をご持参ください。

・車イスでご来場のお客さまは、必ずご購入時に文学座までお知らせください。

 

・未就学児のご入場はご遠慮ください。

 

◎東 憲司セット券 販売期間:5/14(土)~5/21(土) お申込み:文学座電話予約のみ/数量限定

劇団桟敷童子 最新作『夏至の侍』〈6/7(火)→19(日)すみだパークシアター倉〉とセットでご購入いただけるお得なチケットです。

『田園1968』(6,200円)+『夏至の侍』(4,000円又は4,500円)…9,600円[消費税込] 

 

◆チケット取り扱い

・文学座チケット専用ダイヤル 0120-481034シバイヲミヨー  (11時~17時30分/日祝除く)                        

・e+(イープラス)http://eplus.jp/bungakuza/

 

 

 

(携帯&パソコン)

・キノチケットカウンター 紀伊國屋書店新宿本店5F(店頭販売のみ10:00~18:30)

・キノチケオンライン https://store.kinokuniya.co.jp/ticket/

 

 

 

 

◆劇場

紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA 

(新宿南口タカシマヤタイムズスクエア南館7階)

※JR新宿駅新南口より徒歩5分・南口より徒歩8分

※JR代々木駅東口より徒歩5分

※地下鉄副都心線「新宿三丁目」駅E8出口より徒歩5分

 

【お問い合わせ】 文学座 03-3351-7265 ( 10:00→18:00日祝除く /日祝除く)

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