こんな人にオススメ:人を育てている人、親子で読みたい人
こちゃの気に入り度:★★★★★
教育に関わる人は必読。
子育てする人にも読んで欲しい。
愛情を注ぐということがどういうことなのか、
著者のトリイ・ヘイデンの試行錯誤が心に沁みるノン・フィクションです。
トリイもシーラも、
自分たちのクラスを愛情をこめて
「あたまのおかしい子のクラス」と呼びます。
シーラはトリイに優しくされるたびに、
「あんたってやっぱりあたまおかしいんだね」と言います。
この本を読んでいくと、
あたまがおかしいことは、そんなに悪いことではないと思えてきます。
シーラの心の傷は深く、何度もトリイの信頼を裏切ります。
トリイはキャリアのある教師ですが、
焦ったり、かっとなったり、失敗することもあります。
その2人が、ぶつかりながら、
決して諦めることなく距離を縮めていく様子が
緊張感にかふれ、かつ感動的です。
小さなシーラから飛び出す言葉は、
あまりにも真実にあふれていて、けなげで、
私たちは息をのむことでしょう。
作中に、大切な物語として『星の王子様』が繰り返し登場します。
合わせて読まれることをお勧めします。
●あらすじ●
特別支援学級の教師トリイは、
どこにも受入先のない
問題を抱えた子どもの集まるクラスを受け持つことになりました。
定員いっぱいのそのクラスに、どうしてもといって入れられてきたのが、
シーラです。
シーラは人を全く信頼せず、優しさということを知らずに育ちました。
シーラは泣かない子です。
そんなシーラの心を、トリイは少しずつ根気よく解していきます。
シーラがついに泣くときは、どんな場面でしょう。
ティーンから大人まで、みんなで読める感動作です。
- <トリイ・へイデン文庫>シーラという子--虐待されたある少女の物語 (ハヤカワ文庫 HB)/トリイ・ヘイデン
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