佐世保から長崎に向かう途中、忽然と姿を現す異様な光景・・・
のどかな風景とはあまりにかけ離れた存在感です
近づいてみると、入口があって、立ち入り禁止の文字
真下から見上げると・・・・
あまりに巨大なコンクリートの塊です。
これが3本、正三角形になるように配置されているのだとか
「フォースを使うのだ・・・」
おや、どこからともなくそんな声が・・・そして手元にはライトセイバー!!
・・・ではなくて、入り口にいた案内係のおばさんにお借りした懐中電灯
「中に入れますからよかったらどうぞ―」
うーん・・・立ち入り禁止と書いてあるけれど、たしかにカギはかかってない
この重い扉を開けた先は・・・
巨大な空洞と組み上げられた鉄骨・・・
側面には先が見えない階段・・・
これの正体は旧日本軍の送信所の後だそうです。
今では国の重要文化財に指定されている「針尾送信所跡」
ニイタカヤマノボレをここから送信したという伝説があるのだそうです。
敷地内には送信所の事務所の建物や油の貯蔵庫なども残されていました。
案内のおばちゃんの流暢な説明によると、建築にあたっては24時間体制で4年かかって
総工費は今のお金で30億円だとか
曇天と相まって、なかなか怪しげな軍事施設遺産でした。