のっけから記事のネタバレですが、今回はこちらについて語らせて頂きたく存じます<(_ _)>
さて、地方大会の終ったあとの19日以降の更新と考えていましたが、その後もチョコチョコと忙しいので予てから温めていたものをさらっとサクッと(*´▽`*)
いきなりですが私、「モーゼル ミリタリー」が大好きです。
多分今どきの皆様は「マウザー」と呼ばれる事が多いのではと思われますが、わたし的にはやはり「モーゼル」呼び方にある種の郷愁がございます訳でして(;´∀`)
今日日の若者からすれば恐らく「モーゼル」といえば甘くて美味しいアイスワインを連想するかもしれませんね(^-^;
そいや銃器メーカーのモーゼル(Mauser)と、件のアイスワインの産地モーゼル(Mosel)川流域って綴りが違うのですな。
恐らくはこの「モーゼル ミリタリー」という呼称も、コルトM1911よりも「ガバメント」が日本じゃ一般的に浸透しているって事情並みの謂われがありそうではありますが、カバのそれと違って今じゃ普通に「マウザー C96」や「M712」の方が周知されている今となっては調べるのも困難かもしれませんね(-_-;)
なんか今は亡き「MGC」当たりのモデルガンとかで既に「モーゼルミリタリー」って呼ばれてたような気もするのですが・・・
思い返すに私とモーゼルピストルとの出会いは今は亡き祖父が東京土産に買ってくれたとある玩具から始まります。
といっても正確には、私の「姉」に買ってくれたものをお下がりで遊ばせて貰っていた・・・という事となりますが。
その玩具の名は確か「システム10」というTVゲーム機。
ファミコンなんかよりさらに古い、本体に操作系(コントローラ)が一体化したマシンでした。
最初期のTVゲーム機の常として左右の画面同士で返し合うタイプのスカッシュ(テニス)ゲームが中心でしたが、ひとつ当時数多のゲーム機と違う点がありました。
有線の銃デバイスを介してのクレー射撃のゲームができたのです。
で、その銃デバイスのモチーフのピストルが「モーゼルC96」でした。
これがゲーム機のいちデバイスとは思えぬほど良くできていまして、確かハンマーを下ろしてトリガーを引くとちゃんとハンマーが戻るし、安全装置もライブで機能していたような・・・
実物はマウンテンサイクルの遥か彼方なので、検索サイトから拾った画像ですが。
多分この頃はこの銃が「モーゼル」という事すら理解していなかったかもしれません。
でその後、LSのプラモデルガンを作ったり、1/6フィギュアドイツ兵の装備品に思いを馳せたりしつつも、成人すると共に趣味嗜好も移り変わり良くも悪くも失念していた訳ですが。
いつぞやお話した心臓悪くして入院してからの退院後に再燃したマイトイガンブームの琴線に触れた銃たちのひとつとして、これが目に留まった次第です。
長くって暇連れな自分語り、失礼をば致しました(;'∀')
台湾のトイガンメーカーWe-Techの、ガスブローバック モーゼルM712カービンです!
確か2017年頃にフォースターさんの通販にての購入・・・だった筈。
当時は20.000円+送料程度でしたが、現在同じものをモケイパドックで買おうとすれば30.000円程と今じゃ結構なお値段に。
多分当時3万とかだったとしたらお財布事情で買えなかったとかな思います(´ω`)
こちら側は何となくショートマガジンで。
出っ張りが無い分シュッとした佇まいで、よりライフルっぽい出で立ちとなりますね(*´▽`*)
後こちらのWe-Techさんのマウザーをお持ちの方であればご存知とは思いますが、これ正確にはドイツ製マウザーではなく中国製マウザーをモデルアップしたものとなります。
詳しくはWiki、あるいはWikiの内容を元に綴られた数多のブログ様をご覧頂ければ・・・というのは聊か無粋ですので、私も多くのブロガー様に追随して引用させて頂きつつ。
ではいつもの如く、要点だけをかみ砕いてさらっと(´ω`)
*文化的な半鎖国状態を2000年近く続けてたら近代化に乗り遅れたアイヤー!
*このモーゼルという徳国(ドイツ)製の手槍(ピストル)、グリップが我々アジア人でも握りやすいし弾もいっぱい入るし結構強力。しかもストック付けると射程が200m行くし、なかなかいい感じアル!
*徳国からかなりの数買ったけど、まだまだ足りないアルな・・・(本家モーゼルの最終的な総生産数100万丁のうち、およそ3割の30万丁が当時の中国に輸入されたそうな)
*そうだ!我が国の工廠でもガンガン生産するアル!(実際には、トンプソンなど他の銃器のコピーも生産しています)
*アイヤー、ちょっとばかし作り過ぎたアル(;´∀`) (先に呼べた通り本家ドイツが生産したモーゼルC96とその派生火器の最終総生産数がおよそ100万丁。それに対して当時の中国が生産した総数は100万丁以上とか何とか)
まぁ多分こんな感じ(´ω`)
で、その点を踏まえて、このガスブロカービンのモデルアップ名を正確に申すとすれば、
「国民政府兵工署 徳国式自来得騎兵槍 民国歴32年8月製」
って感じになるのかな?
左側面、セレクター隣の「歯車に弓矢」の刻印が「国民政府兵工署」を意味し、
右側面、「自来得手槍」は「自動拳銃」、つまり「オートマチックピストル」という意味だったかな?
「32- 8-」の数字は恐らく中華民国歴32年の8月期生産という事なのかと。
民国32年は西暦だと1943年。この6年後の1949年に毛沢東率いる共産党に蒋介石傘下の国民党が敗北。台湾島に移り亡命政府を存続・・・だったかしら?
そう考えると、以前は大陸に国を構えていて現在は図らずも島国に移り住んだ現「中華民国」のトイガンメーカーが、かつて生産していた銃をモデルアップしたというのは感慨深いものがありますね。
後、下の「太極」っぽい刻印が何なのかは、色々調べてみましたが分かりませんでした。
当時製造された工廠がどこなのかを特定する刻印なのかなとは思うのですが・・・
因みに↓の写真の本体のバックにあるのが梱包されていた外箱なのですが、
中に発泡スチロールや圧縮パルプの型とかが全っ然無くって結束バンドでただ止められていたという・・・何かもう、この箱に戻せないのでいやーんな感じに(-_-;)
で、いつもなら弾速計を使ってのてきとーな計測なんかをするのですが、17-18日のとある地方大会のホストの一人としてそこそこ忙しかったりで後程とさせて頂こうかな、と。
まぁどうせ仮に追記なり別記事にしたとしても、いつもながらのおざなりな感じで済ませるとは思いますが(;'∀')
よし、久々に趣味っぽい記事が書けた!
ではでは皆さま、おやすみなさいませ(*´▽`*)
おまけ:
成程、こりゃ長い。
後、タンジェントサイト一杯にして、1.000m先を狙い撃つとこんな感じ?