こんにちは。文道弟子の藤子です。

 

2019年、面白い時代だなあ、

と様々な人と話していて思います。

だって、自分のやり方次第で

チャンスなんていくらでも眠っているからドキドキ

 

大手企業で出世街道を突っ走らなくても、

ふらふらしているフリーターでも、

自分のハマるものがあれば、

全世界に名乗りを上げることができるから。

ネットを通して、WEBで自由に発信できるって、本当にすごい。

 

通算300冊の出版に携わる現役プロライターが

「人に伝わる・伝える」文章講座を行う!というコンセプトで、

2019年11月16日・17日とみっちり行われた

「ライティングレイルスブートキャンプ」

こんな時代だからこそ知りたい文章の書き方に加えて、

自分の、人の魅せ方についても考える機会となった、とても濃厚な2日間でした。

 

 

ライティング講座に通う意味は「心構え」をインストールすること

 

講師は長きに渡ってプロのライターをしている、

藤吉豊(ふじよしゆたか)先生と小川真理子(おがわまりこ)先生。

今回はナーランダ―出版様との共同主催ということで、

ふつうのライティング講座以上に

「心構え」について深くお伝えする機会があったと思います。

 

 

上手い文章を書く人は、やっぱりもともと「読書家」が多いと思っています。

それこそ、子どもの頃からいつも活字がそばにあって、

文章を読んだら止まらなかったような人。

たくさんの文章を読んでいるから、

もともと手に入れている知識が違うんです、きっと。

 

でも、仕事や日常生活に使うためなら

そんな人に太刀打ちできるわけがない、って思う必要はありません。

今回の講座でもありましたが、新聞コラムの写経を続ける

これだけでも文章の型を覚え、新しい言葉と出会う機会が多いので

大人になってからでも十分に文章力を付けることは可能です。

ここ数年は「文章の書き方」にまつわる書籍もたくさん出ているし、

10冊くらい読み比べたらコツもつかめてくると思うんですよね。

 

じゃあライティング講座に通う意味って何でしょう?

独学でもできそうなものだからこそ、

講師がどんな思いで文章と向き合っているか、

どんな姿勢で仕事を向き合っているのか、

その陰にある彼らの思いをインストールして、

自分のなかに取り入れられることかな、って思うんです。

 

藤吉先生と小川先生が講座のなかでも幾度となく口にしたのが

「愛語(あいご)」という言葉。

仏教用語で

「菩薩が人々を救うにあたって

他者に対して心のこもった優しい言葉をかけること」という意味があります。

 

「舌は刃よりも強い」とも言われますが、

誰もが簡単に発信できるようになったからこそ、

他の誰かにとってなにかプラスになるようなことを伝えていく。

講師のお二人が大切にしてきたこの考え方って、

ライティングだけじゃなくて毎日の生活のなかでも考えていきたいですよね。

 

「愛語的には」というキーワードは、

講座のなかでも何度も出てきました。

 

当日参加された皆さんは、

どういうときにこの言葉が使われたのかを

思い出してみてはいかがでしょうか?

そして、愛語の精神で動かれてみてはいかがでしょうか?

きっとそれが、これからの人生のどこかで役立つときが来るはずです。

私も、自分の発言に気を付けて見ようと思います。

 

今日からブロガー、明日からでもライターになれる!?

 

 

と、「思い」の部分が先に出てきてしまいましたが……。

もちろん、文章を書く上での基礎部分も

しっかりと学ぶ時間が設けられました。

 

「文章を早く書く方法」といった王道の技術だけではなく

「プレスリリース」や「メール」の書き方、

「会社案内」の作り方といった、

書くことにまつわる幅広い知識についての講義がみっしり。

 

ライター志望者なら欠かせない

インタビューのスキルを身につけるための実技も印象的でした!

 

参加者が2人1組になって互いをインタビューするワークは、

自分の得意なこと、好きなことについて

他の人から意見を貰って深めていけるまたとないチャンス。

自分では当たり前だと思っていることも、

他の人からみたら立派な個性。

インタビューをする側、受ける側、両方の視点を学ぶと

アウトプットの仕方も変わってきそうですね。

 

この講義で作った自分のプロフィールに加えて、

「ブログの書き方」の講義を受けると、

なんと、今日からでもブロガーデビューができる仕組みに!

 

すでにご自身でビジネスを持っている方、

これからブログをはじめたい方と様々いらっしゃいましたが、

動き出すきっかけになったのではないでしょうか?

 

 

やる気が無くなったときのレシピは「写経」

 

 

それにしても、朝から日が沈むまで

合計15時間以上に渡る講義。

こんなに机にかじりついて勉強したこと、

社会人になってどれだけあるでしょう?という

濃密っぷりでしたが

受講者のみなさん、リタイアすることなく

最後までしっかり取り組んでいただきました。

 

白熱の2日間からもそれなりに時間が経ちました。

こういう講座は参加直後のテンションが上がりますが

時とともにだんだんとやる気も低下していくもの。

 

とくに12月は年末進行やら忘年会やら慌ただしくなりますが、

だからこそおすすめなのが新聞の写経。

1日30分、早起きして、手を動かすことで

気持ちを整えることもできそうです。

 

書くことはきっと自分と向き合うこと。

そして誰かを救うこと。

2日間、講義や課題を通して、

言葉との出会いや自分の再発見をされた皆さまが、

言葉の力で自らの望む道へと歩いていけますよう、

影から応援しております!