おはようございます。先週見てきた「コーダ あいのうた」の映画の話をしてみようと思います。

最優秀助演男優賞が実際にろうあ者の方が俳優さんで、ノミネートされて受賞されたということでも話題になったんで、今全国的にも多分上映してると思いますが。上映回数が少ない気もします。もし見たいと興味がある方がいれば、是非見ていただきたいと思います。

結局ろうあ者の家族の中で、みんな手話で会話するわけですけど、末っ子に生まれた彼女・ルビーだけ健聴者だから耳が聞こえて普通に喋れるんだけど、やっぱりお兄さんも親御さんもみんな喋れなくて。


ふだんは手話で語ってるから、自分のしゃべり方はおかしいって、そういうコンプレックスもあって歌も上手なんだけど、家族が歌が聞けないから評価してもらえないので、いまひとつ自分に自信がないんですよね。それで「クワイヤー」(合唱団)に入るのも、好きな男の子がいて、その子がクワイヤーに入るから私もっていう感じで入るんですけど。

最初みんなでハッピーバースデーを先生に歌う時も、彼女だけちょっと怖くて逃げちゃうっていうシーンもあって。その辺もまだ自信が持ててない感じがよく出てたと思います。

先生もかなり個性的な人なんですけど、先生には才能を見込まれて。バークリー音楽大学に行けるよっていうことで。でも生活苦というか、父さんが漁師なんですけど、搾取されてなかなか楽じゃないので、奨学金で行けるように指導してもらうんですが。

そのとき家族も生活苦を脱するべく、自分たちで魚を個人にお客さんに売るサービスを立ち上げていて。ルビーはやっぱりみんなの通訳役になっちゃうんですね。どうしても喋れないから他の家族に頼られて。二足のわらじで。レッスン中もねちゃったりしてっていう、大変な生活だったりするわけで。ある日さすがに不満が爆発してしまって。


お母さんは特にそれでがっかりしちゃうわけですが。最後までお母さんは音楽の道に進むのは、反対してたんですけど…その辺の葛藤も乗り越えて、家族がどう絆を深めていくのか、家族から依存されていたことで、自分も助かっていた、自立できていなかったことがルビーも分かって旅立つ。

そこまでが非常に見応えがあって、歌ももちろん美しいですし。恋の話も出てくるので、見て損はないと思います。みれなくても、いつかレンタルとかテレビでオンエアすることがあれば、見てみてください。