ネット配信で見てみました「ドライブマイカー」
私自身「村上春樹」作品はあまり得意ではないので、ちょっと不安でしたし…
3時間近くあるのはやっぱり長いとは思いましたが、でも言いたいことはよくわかりましたし、見どころのある作品だと思いました。

 

出典:映画.com

 

さつき役の方、つい田畑智子さんを思い出しちゃいましたが、存在感ありましたよ。三浦透子さんとおっしゃるらしい。

 

SDGsをうたっている昨今には、ピッタリの作品かと思います。まず演劇をやるのに、違う言語(日本語・ハングル・中国語・手話)が飛び交うのも面白かったですし、出演者も老若男女でした。

 

主役の演出家・家福役の西島さんは、ますます渋さが身についてカッコいいですが、個人的に目を見張ったのは、相手役というか、家福の亡くなった妻・音の不倫相手だった高槻を演じた岡田将生さんです。

もちろん整った顔立ちでいい役者さんでしたが、前はこんなに凄味が出せる人だったっけ?と。家福に向かって挑戦的で、にじみ出るような色気もあって。個人的な意見ですが、こんな演技ができる人だったんだと目を見張りました。(まさに人たらしを体感させられました)

内容としては、妻を亡くし、もっと彼女と生前向き合うべきだったと自分を責め続けている家福と、彼の運転手を期間限定でつとめたさつき(三浦透子)の心の交流、さつきは自分が母を殺してしまったという良心の呵責を持ち続けているんですよね。

結果として彼女も家福の言葉によって救われ、再生する物語かなと思います。

 

音役の霧島れいかさんは、出番は少ないながらも美しく、「こりゃもてるわね~」と同性でも思わず納得のすばらしさでした。

が、今回のスパイス役は岡田君でしたね。素敵でした!彼がいたことでこの作品は成功したといっていいんじゃないでしょうか?

 

知らなかったんですが、舞台は広島だったんだな!これも本来なら釜山で撮影するはずが…コロナ禍によって広島になったそうですが、ロケ地どこだろう?と思わず検索しちゃいました。

 

 

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