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片や、ブロードウェイの名作ミュージカルの完全映画化、
片や中島らも原作でマキノ(津川)雅彦初監督作品。
対極をなす映画かと思いきや、実は「お客を楽しませる」
エンターテインメントっていうのは共通してるんですよね~。
「プロデューサーズ」

トニー賞最多12部門受賞だったかな。
ミュージカルでの主演二人をそのままキャスティングして映画化。
最後の最後まで、ミュージカルへの愛をヒシヒシと感じました。

はじめは二人(マシュー・ブロデリックとネイサン・レイン)の
テンションの高さに圧倒されてましたが、徐々に楽曲の楽しさ
次々と出てくる個性豊かな演者にすっかり魅了されました。

ウィル・フェレルも、ゲイのカップルを演じた演出家と
助手もよかったし。ユマ・サーマンはなんてスタイルがいいの!
今までとちょっとイメージ変わりますよね。
もっと馬鹿っぽく演じてもよかったのでは?と
個人的には思っていますが・・

おばあさんダンサーズには「歩行器をそう使いますか~」と感心。
フランツ(ウィル・フェレル)の鳩ルドルフがまた
アクセントになってました。

ここまで忠実だとやはり生で舞台を見てみたいもの。
しかし歌も踊りも達者な俳優さんって、背が低いのかな?
ジーン・ケリーもアステアも大きい人じゃなかったですよね?
そんなことをふと思いました。
「寝ずの番」

シモネタオンパレードとか、「あらすじはない」とか聞いてましたが、
そのとおりでした。お通夜の時って「線香の火を絶やさないように」
と言いますが表題どおり、寝ないで、故人の思い出に花を咲かせる。
そんな中でシモネタで歌合戦が繰り出されたり。

なんじゃその歌詞~?と思いましたが
相手がそう歌ったらこう返すってんで実に『粋』なんですね~。
くだらないことをとことん追求してやる!
これって大事かもしれない。大人になるとすぐ行動に
意味を見出そうとしてしまうと思いますが、そればかりじゃ味気ない・・

先日、紳助さんの相方・松本竜助さんが亡くなりました。
その時、島田洋七さんが「お笑いって実はすごい熱い人情で結ばれてる」
という話をしてたのですが、ふと思い出しました。
噺家さんも同様でしょう。師匠と一番弟子の関係も特別なものがありそう。

次々に人が亡くなっていきますが、しょせんこの世では露と消える命。
同じ生きるなら、楽しく笑って生きたらいいやん!
さんまさんのお嬢さんの名前じゃないけど
「生きてるだけでまるもうけ」
笑ったもん勝ちということを痛感しました。

平日ではありましたが、なかなかの入りでしたね。
私よりはるかに年上の方が多く。シモネタにどっと沸いてました。

高岡早紀がかなりエッチで素敵です☆
冨士純子さんはいくつになっても可愛らしい。大好きな女優さん。
カメオ出演は監督の顔の広さを物語って豪華ですが
私はイーデス・ハンソンさんのはんなり関西弁が聞けたのが
収穫でした!マキノ監督は「興行がよくないと二本目は作らない」と
テレビで言ってたんですが・・また作品見たいですね~。