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この頃、邦画でも素敵なものが出てきて嬉しいです。
画像一枚目が「かもめ食堂」二枚目が「好きだ、」です。
「かもめ食堂」

群ようこさんは好きなんですが、ほとんどエッセイしか読んだことないんです。
その群さん原作で小林聡美 もたいまさこ 片桐はいりが出るとなれば
面白くないわけがない!イヤでも期待は高まります。
実際楽しかったし、映画を見てこんなに幸せな
気持ちになったのは久しぶりの気がします。

食べることは幸せなこと。おいしいものは
フィンランド人でも日本人でもおいしいに決まってる。
(注・フィンランドが舞台のお話なんですよ~)
言葉が通じなくても気持ちが通じることがあるんだなーと思いました。
ガッチャマンの歌が結構重要な要素になるんですが、
私も最後まで知らない!ってか、
替え歌で流行った「パンダチャン」(?)なら覚えてんですが。
サチエ(小林聡美)とミドリ(片桐はいり)の出会いの場面は最高~!
そしてたたずまいそのものが笑いをもたらしてくれるマサコ(もたいまさこ)

淡々としているようでもそれぞれの事情を抱えている。
でも日本人は息抜きにぼんやり過ごすのさえ罪悪に感じてしまうのかも。
フィンランドの人はヒルトネンが言うとおり森に癒されるんだろうか?
この映画を見たら、かなりおにぎりとコーヒーが欲しくなるんじゃないでしょうか?
しかもコーヒーは自分で淹れたくなる、 または淹れてくれてるのが見える
トコで飲みたいものです(^o^)

また見にいくかもしれません。平日昼間ですが、
お客の入りも上々で良く笑うヒトもいて気持ち良かったです。

「好きだ、」

「三年身籠る」の舞台挨拶で生でお顔を見て自分の中で
すっかりニシヤン(西島秀俊)ブームになっておりまして・・
この映画も見てきました。レンタルで「犬猫」も借りてきましたよ。

で、この作品。「tokyo.sora」でしたか?石川監督の前作も
テレビで見ていたので大体どんな感じかは分かっていたつもりですが
本当にセリフが少ないんですね。
登場人物のアップとシーンに合わせた空模様が印象的で。
言葉が少ない分、ユウとヨースケの気持ちがとてももどかしい・・。

17歳のユウ(宮崎あおい)のある行動を見て涙が出てきそうでした。
どんな気持ちでその行動を取ったんだろうと思うと。
一緒に胸がキュンとなるのでした。

17年後に、思わぬところで再会する二人。
それだけの月日が経って、二人の思いは通い合うことができるんだろうか?
青い空と川土手がよく出てきた青春時代と比べて、
34歳の二人は出会うのも夜、都会の喧騒の中で。
せかせかと暮らすようになって、いつの間にか
自分を押し殺すことが当然になっていた。
「一番好きだった自分」とは、
高校生の時だったのだと二人はまためぐり会って
気づいたのだろうと思います。

(ややネタバレか?)

「好きだ」という言葉を発するまでに、
二人はどんな思いを抱いて生きてきたのだろう。
今の若い人は・・なんて言うとババ臭いんですが、
もっと恋愛に対して積極的で、オープンなんじゃないか
と勝手に思ったりするんですが
こんな甘酸っぱい想い出が青春時代にあっても
いいよな~と感じたのでした。私には残念ながらございません~