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両方ともアカデミー賞をにぎわせた作品です。
感想が難しいなぁ~でもせっかく見てきたんで書いてみたいと思います。
画像一枚目が「ブロークバック・マウンテン」
二枚目が「ヒストリー・オブ・バイオレンス」です。
ブロークバック・マウンテン

カウボーイの同性愛を取り上げた話ということで
男の方だと見るのをためらう人もいるのかもしれないんですが・・
一緒に仕事をしていくうちに、最初はほとんど言葉も交わさない二人が
心を通わせていく。ただ発端がちょっと唐突だったんで
びっくりしたんですけど。「月イチゴロー」でゴローちゃんも
言ってたんですが、「こういう部分」って
誰にでもあるのかなとは思いましたね。同性でも憧れたり、
美しいと思うことってあると思うんで。

結婚して子供ができて、責任を負う年齢になって行く。
二人にとって、二度と戻れない「理想郷」がブローク・バックマウンテン。
だからこそ、その場所が光り輝いて見える。
学生時代のことを思い出すと、今になってみると
あの頃はよかったな~楽しかったなぁってことはあるんで
二人の気持ちはよくわかるんですよ。
美しい山・草原の風景。そして空がいつも目にしみるほど青く。
物語を余計切なくしてたなぁと思います。

お話は1963年から始まっているので、今よりもっと
同性愛者は迫害されていたでしょうし、そうするとイニス
(ヒース・レジャー)の取る態度も納得できるんですよね。
ジャック(ジェイク・ギレンホール)の妻役で
アン・ハサウェイ(「プリティ・プリンセス」の主人公役)が
出てたので、今までとは雰囲気の違った役を演じていました。
ヒストリー・オブ・バイオレンス

クローネンバーグ監督の映画ってほとんど見たことなかった
と思うんですが、わかりづらいのかな~と先入観を持ってたりして。
でもとっつきやすかったです。あ~よかったと油断してると
やっぱり「うわ~!」と思うシーンが出てきたわけですが。
あっさりネタバレしちゃうところもありましたが
そこはこの映画の主体じゃないんでしょうし・・。
どんな過去があるにせよ、家族に見せる姿が真実で
それだけ信じていればいいのかな~と思いました。
敵役のエド・ハリスも不気味でしたが
主役のトム(ヴィーゴ・モーテンセン)の豹変ぶりも
よかったです。闘った直後から優しい父親の表情に変わるところも。

(追伸)妻エディ(マリア・ベロ)のコスプレのシーンで
「WOW!」と後ろの人が小さく叫んでいました。外国の人?