若手で今、こんなセクシーで演技も出来る役者はいないんじゃないか
(と私は思っている)岡田准一と、ドラマ「恋におちたら」を見て
かな~りファンになってしまった堤真一の初タッグ(だよね?)

鈴木一(堤)の最愛の一人娘・遥(星井七瀬)が不良に怪我を負わされる。
幸せだった家庭の歯車が狂いそうになったところで、一は娘のために復讐を誓う。
この辺りのことは、いろんなとこで紹介されてると思います。

おすぎは「この役は、堤君がやったって彼はJAC(ジャパンアクションクラブ)
に所属してたし、できて当たり前、西島秀俊くんみたいにもっと線の細い人がやんないと」
ってニュース23でブツブツ言ってたけど、やっぱり堤さんでよかったと思う。
緑色の高校のジャージ着て、よれよれで、お年寄りの競歩に負けちゃうところ、
だんだん体が出来てきて、「モモが上がってる」と評価されるほどの走りを見せるところ。
いい年こいて、ローンもあるし会社での出世も棒に振って、こんな若造にため口きかれて
トレーニング受けるとは・・と情けなさ丸出しで泣き出すところ。
娘の友達を優しくいたわる姿はまさに「頼もしいお父さん」でしたし。
どれも堤真一だからこそというか、一人の人間のさまざまな側面あるじゃないですか。
そういうのが見れた気がしますね。堤真一ショー(って正しい例えか?)☆

もちろん岡田君だって負けていない。
「東京タワー」でも思ったけど彼は美しい均整の取れた体をしている。
しなやかでバレーダンサーのようでもある「鷹の舞」
高校生であの存在感・人をいなす力はタダもんじゃない!!
なぜそうなったのかは後々わかってくるんですけども。
岡田君演じるスンシン(在日朝鮮人と作中では言っていた)と
鈴木が木の上で語り合う場面があったんだけど、
そこでスンシンは、「もっと強くなってオレを守ってくれ」と言う。
気持ちを通わせていく中で、鈴木に父親を重ねていたんだろうと思った。

スンシンにも意外な弱点があるので笑っちゃう。
人間だから誰にでもあるよね。それを知ったときの、鈴木のはしゃぎぶりがイイ!!
スンシンの同級生たちも、見た目は怪しいけど、心のきれいな奴ばかり。
遥の病室にロープで釣られて、窓からアプローチする坂本真
(「花とアリス」「電車男」にも出てたかな。声からもう声優さんでもいけるぐらい
インパクトあるんだよね~!!)彼を見てるだけで微笑んでしまいました。
すべてが終わったとき、坂本くん(役名わからないので)が「楽しかった~~!!」
って絶叫するんだけど、オッサン(鈴木)を囲んで皆でお祭り騒ぎした日々。
ほんとに毎日充実した夏休みだったんだろうなぁと思ってね。

堤の帰り道のお友達(?)サラリーマンの人々も忘れられません。
中でも私は「大河内浩」氏にスポットを当てたい!
他の方はある程度有名かと思ったので。
(温水洋一・神戸浩・田口浩正・徳井優・浅野和之)
この人もよくドラマなどで見ますが、名古屋弁が意外とはまっていたので
(私はネイティブではありませんが名古屋に住んでいるので一応言わせて!)
どこの出身か調べたら「神戸」でした。脱線しますが「ゲロッパ」の名古屋弁より
遥かに遥かに良かったです。(「火火」でもひどかったけどね~~)

大河内さんについてはこちらを良かったらどうぞ。


え??大河内さんって「人力車」なの? 今、お笑いで有名な!?
すいません、すっかり脱線です。前から気になっていた方なので。


スンシンは鈴木に「勝つことじゃなくて戦い方を教えてる」
「勇気を持つことが大切なんだ。恐怖に自分を支配されるな」と
言いますが、恐れは誰だって抱く気持ち。乗り越えたとき
乗り越えた者だけが見れる何かがあるんだろうと思いました。
なんでもやってみることが大事なんだと臆病な自分への
エールをもらった気もしています。

「灰とダイアモンド」は有名な作品ですが、未見なのです。
きっとこの映画見た方は「どんな映画?」って気になってると思いますが。
良かったらこちらをどうぞ↓



大切な人の笑顔を守るために頑張る、テーマがわかりやすく丹念に描かれてました。
病室から出るのが怖くなった「娘」を外の世界に連れ出してやるんだ!
鈴木さんの笑顔が脳裏に焼きついています。

鈴木の奥さん役が、愛華みれ。名前は知っていたのに顔と名前が一致してませんでした。
こういう奥さんは世間にいそうだと感じさせるさりげなさがすごく良かったです。
ファンの方には申し訳ないのですが、宝塚出身の方だともっと
「派手」な印象が勝手にあったので・・。
パンフレットが欲しかったので売り切れで残念でした。また買いに行くか!

長くなりました~ごめんなさい。駄文に付き合ってくださり、ありがとうございます。