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鳥肌実というと、いつかケーブルテレビかなんかで見た演説。
なんじゃこの人はっ?という強烈な存在でした。
名古屋でも彼の会があったはずで見にいこうか迷いながら
恐れをなして結局行きませんでした。そんな彼主演の映画を見て参りました。

映画はもっとアナーキーなものを想像してたんだが、むしろ静。
多少見た人の感想も読んで出かけましたが、
自分の人生とリンクするものがあり、今まで人に心を許さなかった寡黙な
田中宏がお弁当売りの女性(ユンソナ)に、なんとかなりますよ!と
明るく手を取るところには特に感じ入りました。
衣装は赤 青 白が基調になっており、床屋さんのくるくる回る三色のや
フランス国旗じゃないけれど、人間の基本的なものを暗示してるのかなと。
床屋さんのは「静脈・動脈」とあとなんだっけ?知ってる方教えてくださいm(__)m
(TAKma☆さんから「包帯では?」と情報いただきました。ありがとう~)

青空の下、片足で蹴りながらローラースクーターに嬉しげに乗る田中宏。
家のローンは小さな家に引っ越すことでクリアできたから一安心。
病院に行かねばと分かりつつも目の前でUターン、
帰りのセコハンの店でスクーターを入手してゴキゲン。
三十路過ぎても大人になり切れない ←私もそうだが。
男の心情が伝わってきた。
部屋着は上下色の違うジャージ。ベッドでグラビアを見て興奮して
母親に目撃されるシーンも中学・高校生の男子のようだったなぁ。
(私は女なので想像の域を出ませんけれど)

田中の会社の社員に見たことあんなー!と思ったら
昭和のいる・こいる師匠が(^.^)
お見合いの席の料理屋の仲居に島田珠代、
一見さわやかだが悪徳セールスマンに寺島進、
田中の母親は加賀まり子だったが、似てる女性で日吉ミミが登場。
似てるような似てないような微妙さがいかったです。
すべての人に見てみて!とは言えませんが、個人的にはなかなか好きな作品。
そういやテルミンと俳句のしらべ とかいう会合もありました。
怪しく微笑む伊武雅刀が気持ち悪かった(^^ゞ

挿入歌は、さいたまんぞうや「コーヒールンバ」(西田佐知子←今は関口宏の奥方)
アイ・ジョージなど渋い選曲でした。
鳥肌さんはハンサムでミッチー(及川光博)にも少し似てる気がします。
笑うと端正なイメージが崩れるから笑わないほうがいいかも・・
七三というより九一分けだよね~見事に。
( ファンの方々、ごめんなさいねm(__)mm(__)m )

映画の公式サイトは