今や国民的アイドルとなったAKB。その顔としてセンターを務める前田敦子さん。
一見、華奢な彼女にそれが務まるタフさはどこにあるのでしょう。


アイドル業の寿命?は大ざっぱに言えば10年、人気アイドルと呼ばれる期間はせいぜいその半分。華やかな舞台とは裏腹に、商品価値のあるうちにと強いられる物理的に可能な限りの過密スケジュール。人気が落ちれば使い捨てられ、労働組合で守られることもなく、搾取に耐えながら体力の続く限り働くしかない過酷な世界。


インターネットで情報が伝わる今は、どんなに大変な日々を送っているか、本人もブログやツイッターでそれとなく訴求できる反面、プライバシーはどんどん奪われる両刃の刃。文明の力は風評に味方します。そんな精神的強さも試されながらも“夢と楽しさ”を売り続けることは、物理的よりもはるかに辛い仕事です。


彼女のブログを見れば、何でもないような食べ物の紹介の多さに誰もが気付きます。頻繁に更新していた頃は、1日に何を食べたかほとんどわかるくらい(笑)。


なぜだろうと注目しつつ読んでいるうちに、あることに気付きました。食欲旺盛?そうではありません。


彼女は、食べ物を見る度に“感動”しているのです!


それは、小さな感動かも知れません。本能的なことなのかも知れません。写真しかないこともあります。本人もそれに気付いてないかも知れません。


感動は“驚き”がないと生まれません。感情が先の感動もありますが、その感動とは違います。自然現象や動植物に驚きを感じたとき生まれる感動です。“驚き”が“好き”を伴うとき、相乗効果で感動が倍増します。


感動すると、凄い効果をもたらします。一瞬で脳をリフレッシュします。脳に溜まるストレスを消し去り、嬉しさを伴う新しい記憶を残してくれます。


そうです。彼女は食べ物に出会う度に“感動”し、アイドル業で溜まるストレスを解消しつつ日々を過ごしているのです。

食べ物の記事が多いだけなら、ブログは書くのも読むのもすぐ飽きます。そうでないのは“感動”している彼女を感じるからなのです。


食欲は人間の本能。食が太い素質はタフに生きる必要条件。食に感動できるのがトップアイドル業に耐えられる彼女の秘訣なのです。


真似をしてみる? だめですよ。一般人には注意点があります。
ストレス解消に食べる人は沢山います。過食症まで行けば病気。食べ物に感動できなければ、待っているのはただの肥満です(笑)